2020年五輪の新実施競技 武術など候補8競技から1競技が9月に決定

【掲載:2013年03月12日】

国際オリンピック委員会(IOC)の評価委員会が,「2020年オリンピック・パラリンピック」の開催を希望する東京,イスタンブール(トルコ),マドリード(スペイン)の3都市の現地調査を行っている。

一行は3月上旬に東京に到着,活発に作業を行い,3月下旬には3都市の訪問を終え,7月に報告書をIOCに提出する予定である。

また,2020年オリンピックの実施競技として新たに1競技を採用することに関して,IOCは次の8競技を候補(ショートリスト)として決定している。武術太極拳,野球・ソフトボール,空手,スポーツクライミング,ローラースケート,スカッシュ,ウェークボード,レスリング。

決定は9月7日のIOC総会で

IOCでは5月下旬にロシアのサンクトペテルブルクで開催されるIOC理事会において,上記8候補競技の扱いについて協議を行うと言われている。

今年9月7日にアルゼンチンの首都,ブエノスアイレスで開かれるIOC第125回総会において,2020年の開催都市と,新たに実施競技となる1競技が,101人のIOC委員の投票によって最終決定される。

武術太極拳をはじめ候補競技のそれぞれのIF(国際競技連盟)は,IOCに対してすでに第1次のプレゼンテーションを終えており,5月に第2次プレゼンテーションを実施する。

私たちの国際武術連盟(IWUF)は武術太極拳を紹介する資料などを作成して,IOC委員はじめ関係方面に送る活動を進めている。