「第31回全日本武術太極拳選手権大会」(7月4-6日・東京体育館)出場申込み期限4月10日

「第17回アジア競技大会 武術競技(韓国・仁川市)」日本代表選手最終選考

【掲載:2014年01月17日】

(公社)日本武術太極拳連盟は7月4日(金)~6日(日),東京体育館で「第31回全日本武術太極拳選手権大会」を開催する。

本誌今号では今大会の特徴及び注意事項を掲載する。また,大会実施競技・種目もあわせて掲載する。

■ 「第17回アジア競技大会(韓国・仁川市=インチョン)日本代表選手の最終選考;

本大会の成績に基づいて2014年9月29日~10月3日に韓国・仁川(インチョン)で開催される「第17回アジア競技大会」の日本代表選手を選抜する。

上記の大会の日本代表は;

今大会の「自選難度競技部門」に出場した選手のなかから選抜する。

男女太極拳は,同部門「自選太極拳(含む短器械)」に出場した選手のなかから,徒手と器械種目の成績を総合的に評価して,代表を決定する。

男女南拳は,同部門「自選南拳(含む器械)」に出場した選手のなかから,徒手と器械種目の成績を総合的に評価して,代表を決定する。

男女長拳は,同部門「自選長拳(含む器械)」に出場した選手のなかから,徒手と器械種目の成績を評価して,代表を決定する。

 

■出場申込み手続は都道府県連盟を通じて行う:

「出場申込み」期限 2014年4月10日(木)

従来行ってきた「予備出場申込み手続き(種目・人数)」と「最終出場申込み(種目・氏名)の2本立ての申込み手続きは一昨年から「出場申込み期限」に一本化されている。日本連盟に対する全ての手続きは都道府県連盟および学生連盟を通じて行うこと。

 

■競技種目と出場規定の確認事項:

競技部門は,下記の6部門

1)規定競技部門,2)自選競技部門,3)規定難度競技部門,4)自選難度競技部門,5)伝統競技部門,6)団体競技部門

①複数競技部門の出場禁止:

6)の団体競技部門を除き,1)~5)の個人競技部門では,1人の選手は1つの競技部門にのみ出場できることとし,複数の競技部門に出場することはできない。

②競技部門内での出場種目数の限定:

1)~5)の個人競技部門では,1人の選手が1種目しか出場することができない部門と,競技部門内で複数種目出場することができる部門が区別されているので,「開催要綱」に基づいて,定められた種目数で出場申込みをしなければならない。1種目しか出場することができない部門にエントリーしたにもかかわらず,他の種目にもエントリーした場合は,エントリーした全ての種目の出場申込みを不受理とする。2種目しか出場できない部門であるにもかかわらず,3種目あるいはそれ以上エントリーした場合も同様とする

なお,上記の内容に加えて,1)規定競技部門,5)伝統競技部門の出場制限を下記の通り補足する。

「1)規定競技部門」

1.総合太極拳規定套路AB,2.総合太極拳規定套路C,3.24式太極拳A,4.24式太極拳B,5.24式太極拳Cは,1人1種目に限って出場することができる。

1.~5.のいずれかの種目に出場する選手は,6.ジュニア太極拳2,7.ジュニア太極拳1,8.長拳A規定套路,9.剣術A規定套路,10.刀術A規定套路,11.槍術A規定套路,12.棍術A規定套路,13.南拳規定套路,14.南刀規定套路,15.南棍規定套路のどの種目にも出場することはできない。

「5)伝統競技部門」

31.伝統拳術A,32.伝統拳術B,33.伝統拳術C,34.伝統器械のなかでは,1人1種目に限って出場することができる。

従来は,拳術と器械の2種目にエントリーすることができたが,第27回大会から1種目のみエントリーする規定になった。にもかかわらず,2種目にエントリーした場合は,2種目とも不受理となる。

③団体競技は1人1種目に限る:

1人の選手は,「対練」,「集団」または「太極
拳推手規定套路」のいずれか1種目に限って出場
することができる。

④出場都道府県連盟の統一:

1人の選手はたとえ複数の競技種目に出場する場合でも,1つの都道府県連盟に限定して出場申し込み手続きを行わなければならない。1人の選手が複数の都道府県連盟から個人競技種目の出場申し込みをした場合は,どちらの申込書も受理されない。

 

■競技日程について:

「36.集団」は,本大会の第1日または第2日のいずれかで実施する

 

■服装規定について:

「2008年北京」以後,武術太極拳はますます社会的に注目されるスポーツとして発展していくことが期待される。また,2019年からの4年間,国体公開競技採用が決定している。国内の競技大会として最も権威ある全日本選手権大会では,服装規定を拡充して,競技スポーツとしての面目を社会に示すことが求められる。この観点から,服装規定を第26回大会(2009年)から下記の通り変更した。

・統一デザインユニフォームの着用が義務付けられる種目は下記の通り。

1)規定競技部門;(6.ジュニア太極拳2,7.ジュニア太極拳1をのぞく全ての種目。)
1.総合太極拳規定套路AB,2.同C,3.24式太極拳A,4.同B,5.同C,8.長拳A規定套路,9.剣術A規定套路,10.刀術A規定套路,11.槍術A規定套路,12.棍術A規定套路,13.南拳規定套路,14.南刀規定套路,15.南棍規定套路

2)自選競技部門;
16.太極剣・刀,17.48式・88式太極拳,18.楊式太極拳,19.陳式太極拳,20.呉式太極拳,21.孫式太極拳

上記の種目以外は,統一デザインユニフォームの着用を義務付けられない。ただし,文字・図案・絵などは不可。また,上着の丈は膝までとする。

 

■「シ-ド選手」制度:

シード選手も必ず在住地の都道府県連盟を通じて出場申込みをしなければならない。今回は63人。

◎シード選手の出場手続依頼義務;

本大会のシード選手個人の自宅住所宛に,シード選手通知と「<個人競技>最終出場申込書シード選手用 」<書式4>を送付済み。

シード選手が適切な時期までに都道府県連盟宛の出場手続きを怠った場合は,都道府県連盟の出場申込みの取りまとめに間に合わず,その選手が本大会に出場することができなくなる。この場合の責任は都道府県連盟にはなく,シード選手自らが負わなければならない。

 

■ 「4)自選難度競技部門」の出場申込について;

「4)自選難度競技部門」は,選手強化委員会の指名を受けた選手のみが出場できる。選手強化委員会は2014年5月の春季強化合宿後に本大会「4)自選難度競技部門」に出場する選手を発表する。指名された選手は他の1)~3),5),6)部門の出場申込み手続きとは別途,「4)自選難度競技部門」の出場申込み手続きをとること。

 

■非加盟個人出場申込み期限=2014年4月10日(木)

大会参加団体に属しない個人が出場申込みをする事ができる期限は4月10日(水)まで。

*それぞれ日本連盟必着期日

 

第31回全日本武術太極拳選手権大会実施種目

競技部門・種目 演技時間 1コートの
演技人数
種目の内容
1)規定競技部門
1.総合太極拳規定套路AB
(満30歳以上)
5分以上6分以内 2人 競技用総合太極拳の規定套路
2.総合太極拳規定套路C
(満29歳以下)
同上 同上 同上
3.24式太極拳A(満60歳以上) 4分以上6分以内 同上 24式太極拳の全套路
4.24式太極拳B(満40~59歳) 同上 同上 同上
5.24式太極拳C(満39歳以下) 同上 同上 同上
6.ジュニア太極拳2(16動作)
(満18歳以下)
3分以内 同上 ジュニア太極拳2(16動作)の全套路
7.ジュニア太極拳1(13動作)
(中学生以下)
同上 同上 ジュニア太極拳1(13動作)の全套路
8.長拳A規定套路 1分20秒以上2分以内 1人 長拳の国際第二規定套路
9.剣術A規定套路 同上 同上 剣術の   〃
10.刀術A規定套路 同上 同上 刀術の   〃
11.槍術A規定套路 同上 同上 槍術の   〃
12.棍術A規定套路 同上 同上 棍術の   〃
13.南拳規定套路 同上 同上 競技用南拳の規定套路
14.南刀規定套路 同上 同上 競技用南刀の規定套路
15.南棍規定套路 同上 同上 競技用南棍の規定套路
2)自選競技部門
16.太極剣・刀 2分以上4分以内 2人 32式,42式太極剣を含む全ての太極剣・刀
17.48式・88式太極拳 3分以上4分以内 同上 48式太極拳または88式太極拳から自選する
48式の動作と88式の動作を混合した套路は不可
18.楊式太極拳 同上 同上 楊式太極拳から自選する
19.陳式太極拳 同上 同上 陳式太極拳から自選する
20.呉式太極拳 同上 同上 呉式太極拳から自選する
21.孫式太極拳 同上 同上 孫式太極拳から自選する
3)規定難度競技部門
22.太極拳 2分30秒以上4分以内 1人 日本連盟が編纂した太極拳規定難度套路
23.南拳 1分以上2分以内 同上 日本連盟が編纂した南拳規定難度套路
24.長拳 同上 同上 日本連盟が編纂した長拳規定難度套路
4)自選難度競技部門
25.自選太極拳 3分以上4分以内 1人 新国際競技ルールに基づく自選難度套路。強化指定選手 で選手強化委員会の指名を受けた選手のみが出場。
26.自選太極剣 同上 同上
27.自選南拳 1分20秒以上2分以内 同上
28.自選南拳器械 同上 同上
29.自選長拳 同上 同上
30.自選長拳器械 同上 同上
5)伝統競技部門
31.伝統拳術A 1分以上2分以内 1人 形意拳,八卦掌,八極拳および同種の拳術
32.伝統拳術B 同上 同上 翻子拳,劈掛掌,通背拳,戳脚および同種の拳術
33.伝統拳術C 同上 同上 象形拳(酔拳,地拳,螳螂拳他),伝統少林拳,査拳,華拳,洪拳およびその他の拳術。長拳は不可
34.伝統器械 同上 同上 9.~12.14.15.16.26.28.30.を除く全ての短・長・軟・双器械。但し,軟器械のうち,衝撃音を発する鞭類は他の競技の妨げとなるので不可とする。この禁止規定にかかわらず出場した場合は,出場中に演技を中断させ,得点を与えないこととする。
6)団体競技部門
35.対練 40秒以上2分以内 1チーム 2人または3人で,徒手及び器械で格闘形式の演技
36.集団 1分以上4分以内 同上 4人以上10人以内で,徒手及び器械で集団演技
37.太極拳推手規定套路 4分以上6分以内 同上 2人1組で,アジア武術連盟制定の「太極拳推手対練套路」の全套路を演技