第20回全日本武術太極拳選手権大会が盛況のうちに閉幕

 「第20回全日本武術太極拳選手権大会」が7月18日(金)~20日(日)の3日間、東京・千駄ヶ谷の東京体育館で行われた。
 大会には、個人競技36種目・男女合計72種目、および団体競技3種目に延べ2488人の選手が出場し、過去最多の出場者数を記録した昨年をさらに上回り、第20回大会に相応しく過去最大規模で挙行された。
 今大会は第7回世界武術選手権大会の日本代表選手選考会を兼ねて行われた。第7回世界選手権大会は当初の予定通り中国マカオで11月4日~7日に開催される。日本代表選手団は11月1日に出発、11月8日帰国の予定で、日本連盟により派遣される。
 7月21日に国際武術連盟(IWUF)の理事会、技術委員会、同20日にアジア武術連盟(WFA)理事会がそれぞれ開催された。IWUF理事会・技術委員会、WFA理事会の出席者が大会第3日の競技を参観した。
 2008年北京オリンピックの武術太極拳競技の正式実施競技として、現在、長拳、南拳、太極拳、刀術、剣術、槍術、棍術の男女合計8種目(長拳は男女1種目)が申請されている。オリンピック競技用の套路内容は、中国武術協会が国際武術連盟から委託を受けて研究を進めてきた。本大会において、20回大会記念行事として、オリンピック向け套路の内容が中国優秀選手7人による特別演武として、「模擬競技形式」で披露された。日本連盟の招請により来日した中国武術代表団の特別演武に対して満場の観衆から惜しみない拍手が送られた。
 今年もNHK第1衛星第1テレビで、7月26日(土)午後4時~5時に大会第3日の競技が録画放映された。
 大会の成績(入賞者)は、 国際競技大会、全国大会成績 をクリックしてください。
 成績の種目配列は、開催要綱の種目番号順とした。なお、第20回大会記念行事のひとつとして、大会第3日に行われた伝統拳術A・B・C、伝統器械の1・2位決定戦の選手の中から、MIP選手(最も印象深い選手=Most Impressive Player)男女各1 人の表彰も行われた。MIP選手には、桐山賢信選手(静岡県連盟)、沢田久美選手(東京都連盟)が選ばれた。MIP選手は、大会第3日を参観した国際武術連盟技術委員会委員により選考された。

第20回全日本武術太極拳選手権大会

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