「第8回ワールドゲームズ2009 高雄大会」で銀2、銅1を獲得!

「第8回ワールドゲームズ2009 高雄大会」
銀2、銅1 世界トップ選手の中で好成績

【掲載:2009年08月15日】

2009年7月16~26日 台湾・高雄市

 7月16日から26日まで、台湾・高雄市で開催された「第8回ワールドゲームズ2009高雄大会」の武術競技が23~24日、高雄市の高雄スタジアムで実施された。
 ワールドゲームズは「第2のオリンピック」とも呼ばれ、オリンピック正式競技種目に採用されていない種目にトップアスリートたちが出場する世界的レベルの総合競技大会で、4年に1度、夏季オリンピックの翌年に開かれている。

 今回はアーチェリー、ビリヤード、ボウリング、スカッシュ、綱引きなどの公式競技26競技と武術をはじめとする公開競技5競技の全31競技に103の国・地域から5000人を超す選手が出場。台湾で初めて開かれた大型国際競技大会に、期間中のべ113万人が参観した。
 套路競技男女計10種目と散手競技男女計5階級が実施される武術競技には15の国・地域から各5人のトップレベル選手のみが出場できる競技大会として注目を集めた。

●日本選手 銀2、銅1の健闘!
 日本からは5人の選手(関屋賢大、中田光紀、市来崎大祐、宮岡愛、小島恵梨香の各選手)が套路競技5種目に出場、銀メダル2個と銅メダル1個という好成績であった。
 日本連盟は日本選手団監督に孫建明・日本連盟ヘッドコーチを、武術競技套路審判として中村剛・日本連盟審判委員を派遣した。

日本選手団
左から関屋、中田、小島の各選手、孫監督、宮岡選手、市来崎選手

 男子長拳の市来崎大祐選手(大阪府連盟)は9.72の高得点で銀メダルを獲得。小島恵梨香選手(滋賀県連盟)は女子南拳・南刀で19.41を得点して銀メダルに輝いた。女子太極拳・太極剣の宮岡愛選手は得点19.41で銅メダルを獲得した。男子南拳・南刀の中田光紀選手(東京都連盟)と男子太極拳の関屋賢大選手(大阪府連盟)はともに4位だった。

表彰式に向う金・銀・銅メダルの選手たち
運営・会場整理は地元の学生はじめ5000人のボランティアが協力

 日本選手団の孫建明監督は「昨年8月の『2008年北京武術トーナメント』で套路各競技種目の上位6人の成績を獲得した選手たちで争われただけあって、トップレベルの試合でした。きびしいスケジュールと少しのミスも許されない中で、日本選手たちは健闘した。また、満席の会場の雰囲気は大変素晴らしく、台湾の観衆は各国の選手に対してまんべんなく声援を送っていた。“日本がんばれ!”の大声援は選手たちも心強かったでしょう」と大会を振り返った。

満席の会場からは大声援が

 4年後に開かれる次回の第9回大会「ワールドゲームズ2013」の開催地は南米コロンビアのカリ市。カリは首都ボゴダに次ぐ人口200万人のコロンビア第2の都市。

●参加国・地域メダル獲得数(散手を除く)

順位 国・地域
1 中国 6 0 0 6
2 中国台北 1 2 0 3
3 ロシア 1 0 1 2
4 日本 0 2 1 3
5 中国香港 0 2 1 3
6 ベトナム 0 1 2 3
7 イラン 0 1 0 1
8 マレーシア 0 0 2 2
9 インドネシア 0 0 1 1
10 韓国 0 0 0 0
11 カナダ 0 0 0 0
11 アメリカ 0 0 0 0
12 カザフスタン 0 0 0 0
13 ミャンマー 0 0 0 0
13 フィリピン 0 0 0 0

成績一覧はこちらからご覧ください。