「第24回JOCジュニアオリンピックカップ武術太極拳大会」(大阪・熊取町)28種目男女計56種目に779人がエントリー

4月2・3日,大阪・熊取町「ひまわりドーム」で開催

新種目を加え28種目(男女計56種目)に779人がエントリー

【掲載:2016年2月15日】

(公社)日本武術太極拳連盟は,4月2・3日(土・日)の2日間で「第24回JOCジュニアオリンピックカップ武術太極拳大会」を主催する。今年の会場は,大阪府・熊取町にある通称「ひまわりドーム」となる。後援は(公財)日本オリンピック委員会(JOC),スポーツ庁,(公財)日本体育協会,大阪府,熊取町などを予定。大会運営を大阪府武術太極拳連盟(山田証二会長)が主管する。

今年新たに国際第三套路の短器械種目を導入

前回大会では「国際第三套路」の徒手種目である太極拳・南拳・長拳が導入された。今回は,さらに同套路の短器械種目である「太極剣・南刀・刀術・剣術」が追加導入となる。国際第三套路は,年齢A組(16~18歳)の正式種目として国際大会の標準となっており,国内大会でも導入を推し進めてきた。

同套路は難度動作を含むことから,訓練でもケガなど無いよう注意する必要がある。日本連盟では選手強化委員会が中心となり,各地域のコーチと選手を対象に講習会を実施してきた。今回の大会では,全国7ブロックで選抜された選手だけが出場できることとし,講習会の受講も選抜の目安とした。

本大会は2016年9月26日~10月2日にブルガリア・ブルガスで開催される「第6回世界ジュニア武術選手権大会」の日本代表候補選手選考を兼ねている。

 

今年は新種目の導入で,計28種目(男女56種目)と昨年より3種目(男女6種目)増えたが,エントリー数は男子395人(昨年475人),女子384人(昨年446人)の合計779人(昨年921人)と減少した。これは,上記の「国際第三套路」種目がブロック選抜制になったことと,「初級長拳」も同じく全国7ブロックでの選抜制となり人数制限が加えられたことに依る。

観覧入場料はこれまでと同様,多くの人が自由に観戦・応援できるようにと,無料となっている。大会競技日程は本誌次号(3月号)に掲載する。同大会開催要綱は本誌2015年12月号(No.314)に掲載した。

同大会は第1回大会(1993年)の大阪府立体育館での開催以来,大阪・名古屋・兵庫・京都・神奈川の5会場で,持ち回りで開催されている。

「第24回JOCジュニアオリンピックカップ大会」エントリー数(2月1日現在)

種 目 男子 女子
出場人数 出場人数


1
太極拳(第三套路)
2 7
2
太極剣(第三套路)
2 7
3
南拳(第三套路)
4 1
4
南刀(第三套路)
4 1
5
長拳(第三套路)
13 10
6
長拳短器械(第三套路)
13 10
7
総合太極拳(部門A)
4 6
8
42式剣(部門A)
3 5
9
南拳(部門A)
1 2
10
南刀(部門A)
1 1
11
南棍
0 1
12
長拳A
11 12
13
長拳A短器械(剣術)
2 6
長拳A短器械(刀術)
6 1
14
長拳A長器械(棍術)
5 1
長拳A長器械(槍術)
1 6


B
15
総合太極拳(部門B)
3 8
16
42式剣(部門B)
3 8
17
南拳(部門B)
12 3
18
南刀(部門B)
10 3
19
長拳B
67 55
20
長拳B短器械(剣術)
14 43
長拳B短器械(刀術)
33 8
21
長拳B長器械(棍術)
38 7
長拳B長器械(槍術)
13 35
22
24式太極拳
5 9
23
32式太極剣
5 6



C
24
初級長拳
53 44
25
初級短器械(初級剣術)
11 12
初級短器械(初級刀術)
17 7
26
初級長器械(初級棍術)
18 16
初級長器械(初級槍術)
2 6
  27
ジュニア太極拳2
5 15
  28
ジュニア太極拳1
14 22
    合計 395 384