「第7回世界カンフー選手権大会」(中国・峨嵋山)金メダル20個・銀メダル42個・銅メダル34個獲得!

中国・四川省の峨眉山で11月7~11日に開催!

世界53の国・地域から約3,850人が参加! 日本からは12団体・100人を超えるチームで出場


国際武術連盟(IWUF)と中国武術協会の主催による「第7回世界カンフー選手権大会」が11月7日(火)から11日(土)まで中国・四川省の峨眉山で開催された。中国四大仏教名山の一つでユネスコの世界遺産にも登録されている峨眉山に,53カ国から約3,850人の参加者が集まり,世界各国の子どもからお年寄りまで幅広い年代が功夫を競った。

この大会はこれまで「世界伝統武術フェスティバル」と呼ばれ,各団体ごとに参加していたが,今回からは初めて日本チームとしての参加に変更された。日本からは12団体・86人の選手がエントリーし,役員・参観者など合わせて100人を超えるチームでの参加となった。また,アメリカ,ブラジル,ロシア,フランス,南アフリカ,マレーシア,香港からは日本と同様に大規模なチームが参加した。

日本チームは,金メダル20個・銀メダル42個・銅メダル34個を獲得し,各国1チームに限って出場できる団体競技においても「神奈川中国武術協会」チームが徒手の集団種目で金メダルに輝いた。

今大会はインターネットで全世界に向けて生中継を無料で放送し,競技の映像はIWUFのYouTube公式チャンネル(https://www.youtube.com/user/iwufwushu/videos)でいつでも無料で視聴できるので,ぜひともご覧いただきたい。

監督レポート:谷川 大(選手強化委員会委員長)

第7回となるカンフー選手権だが,今回から1カ国につき1チームによる参加形式となった。これは団体個別の申し込みではなく,参加国連盟による一括エントリーということである。また,カンフーという名称ながら伝統項目だけでなく,24式太極拳・総合太極拳などの規定種目の試合も行われ,伝統拳というよりは武術の総合大会という形式となっていた。

日本からは約100人が参加し,これを団長,監督,コーチが引率するということとなった。参加国・参加者が多数であることから,受け入れ側にも苦労があったようだが,氏名・種目に間違いが見られたものの,運営は順調であった。今後日本において国際大会を実施する場合の課題と考えられる部分も十分な手配がなされていた。

この大会では種目の編成に対しての自由度が高く,例えばその他の軟器械という区分の中でも,三節棍が多ければそれを一種目として独立させるというように,柔軟な対応がなされていた。日本国内の大会ではエントリーから出場までは一貫して管理され,大きな変更は行われないが,国際大会では種目が多岐にわたるが故の運営方法であると思われた。

大会は国際組と中国国内組とに分かれて実施されたが,大会審判は国際大会での経験を有する審判が多く参加し,大会に対する真剣な取り組みも見て取ることができた。また大会期間中には国際武連・アジア武連役員や国際的な名家による講習も行われ,参加者は試合ばかりではなく講習に参加して経験を深めるとともに,その場が国際交流の場ともなっていた。

2年に一度の開催となる国際カンフー大会であるが,今後はアジア地域での同種大会の開催も検討されており,日本の愛好者にとっても国際交流を経験する機会が増すものと期待される。

日本からの出場選手は日頃の鍛錬の成果を発揮し,多数の入賞を果たした。遠隔地での開催で移動に苦労しながらも十分な成果を挙げられたことに敬意を表したい。



武術の総合大会となり数多くの選手が白熱の演武世界カンフー選手権大会 参加団体名簿

写真は,国際武術連盟(IWUF),Chen WS氏の提供

所属連盟 団体名 代表者名
東京都 東京太極拳協会 入沢 淳子
とうへい中国武術会 鄧   兵
日中太極拳交流協會 李  徳芳
広林太極拳クラブ 徐  広林
武当山功夫学院 日本校 上田美紀子
神奈川県 神奈川中国武術協会 羅   競
長野県 禅武研究会 酒井 謙輔
大阪府 元龍太極拳交流協会 橋本 和子
兵庫県 SCWP 品川 仁志
愛媛県 愛媛少林武術団 越智 健太
福岡県 日本華麗太極拳連合会 渡辺 殿均
日本連盟 日本連盟チーム 孔  祥東
団長 日本連盟副会長 岡﨑  温
監督 選手強化委員会 委員長 谷川  大
コーチ 同 コーチ 孔  祥東