「スポレク”エコとちぎ”2011」全国34都府県から233人が参加 今年で開催終了

スポレク”エコとちぎ”2011

11月5・6日に「ふれあい交流会」と競技大会が終了

栃木県茂木町で59歳以下の個人・団体の2種目に全国34都府県から233人が参加

【掲載:2011年12月15日】


大会マスコットの「とらまる」

「第24回全国スポーツ・レクリエーション祭 スポレク”エコとちぎ”2011」のフリー参加種目「太極拳競技大会」が,11月6日,栃木県茂木町の茂木町民体育館で開催された。文部科学省,栃木県,茂木町,(財)日本体育協会,公益財団法人日本レクリエーション協会,(社)日本武術太極拳連盟ほかの主催。栃木県実行委員会,茂木町実行委員会,栃木県連盟(簗瀬進会長)の主管。日本連盟から渡辺雅人事業部長が出席した。

ふれあい交流会「ゆったり体操」に200人参加

競技大会では個人と一昨年からの宮崎大会から導入された団体の2種目に全国34都府県から監督・選手233人が参加した。色とりどりの華やかな表演服と構成,ハイレベルの演武が会場を沸かせ,観覧者1500人を楽しませた。

競技大会前日の5日に行われた「ふれあい交流会」では「ゆったり体操(太極拳を取り入れた介護予防体操)の無料体験講習会が行われ,県内外から約200人の参加者が,この体操を開発した福島県喜多方市から講師として招請された喜多方市役所の松崎裕美さんの指導で「誰でも・どこでも・いつでも・立ってでも・座ってでもできるゆったり体操」を体験した。


栃木県連盟会員によるアトラクション
「双扇24式太極拳集団演武」

スポレクエコとちぎ
太極拳大会の開会式

6日の競技大会は高山守夫大会委員長(県連盟理事長)の開会宣言に始まり,古口達也茂木町長の開会挨拶,簗瀬進県連盟会長の歓迎の挨拶に続いて,競技に入った。午前の個人競技部門に31人,午後の集団演武に全国34都府県からの32チーム,2種目合わせて233人が出場して熱戦が繰り広げられた。

昼の休憩時間を利用して行われたアトラクションでは本番の3年以上前から練習を重ねた県連盟会員100人による「双扇24式太極拳集団演武」が披露され,整然とした隊列と動作に会場から大きな拍手が送られた。また,茂木町の小中学生による「愛染太鼓」,栃木武術隊による「カンフーアトラクション」が元気よく行われ,会場を盛り上げた。


競技(集団の部)の模様

競技終了後,成績発表と表彰式が行われ,男女最高齢者賞(福田英二/83歳,磯川幸子/82歳),高齢努力賞(大塚成司/82歳,服部範夫/81歳,菊地泰明/81歳,安藤千代/80歳)とはつらつ賞(高橋英雄/59歳,小崎博美/41歳)が授与された。

盛会のうち「太極拳大会」は閉会した。
 「この大会を契機として,今後さらに生涯スポーツとして太極拳の普及と振興をはかっていきたい。3年後の2014年には栃木県で『ねんりんピック2014とちぎ』が開催され,太極拳大会は宇都宮市で開催予定です。引き続き全国のみなさんからのご協力・支援をお願いいたします」(高山守夫県連盟理事長)。

今年度で「スポレク祭」終了

1988年11月,山梨県で第1回大会が開かれて以来,毎年開催県を変えながら開かれてきた「スポーツ・レクリエーション祭」(通称スポレク祭)は今年度の第24回栃木大会をもって終了することとなった。主催の文部科学省,公益財団法人日本レクリエーション協会,(財)日本体育協会,全国体育指導委員連合の4団体では,今後,スポレク祭に代わるスポレク活動振興につながる事業を検討する。


ふれあい交流会
ゆったり体操講習会の模様

大会表彰式の模様

大会成績は次のとおり。

【個人種目】(入賞は10位まで)
①佐藤克己(滋賀)②平出真理子(京都)③飯澤敏枝(宮城)
④市川悦子(栃木)⑤三原彰子(山口)⑥吉川恵美(愛知)
⑦遠山良子(岩手)⑧大塚恵子(大阪府)⑨黒田純子(東京)
⑩棚橋弘美(岐阜)

【団体種目】(入賞は10位まで)
①神奈川Queen’s Caravan(神奈川)②ロックハンドフラッシュ(岩手)
③ヤング・グラス(栃木)④ゆうがお(栃木)⑤浪花☆ウルトラSEVEN(大阪)
⑥織姫(栃木)⑦やわらぎ群馬(群馬)⑧Harmony(新潟)
⑨におのうみチーム(滋賀)⑩ローズキャッスル(茨城)

大会審判員

総審判長 友正  慧
審 判 長 矢島孝一郎
執行審判員 大和久美代子,潮田 強,吉田 チイ,
矢島 淑江,石川佐奈江
套路審判員 小林 澄子