「国体公開競技・武術太極拳」に向けた取り組み 茨城国体(2019年)と三重国体(2021年)の実施会場決定

2019年茨城国体から2022年までの4年間実施

【掲載:2014年10月15日】

茨城国体(2019年・平成31年)の実施会場決定 取手市・グリーンスポーツセンター

2019年に茨城県で開催される第74回国民体育大会(国体)から22年までの4年間,武術太極拳が「公開競技」となったことは周知のとおりだが,このほど茨城国体武術太極拳競技の会場が決定した。茨城県武術太極拳連盟事務局所所在地の取手市・グリーンスポーツセンターと決まった。

茨城県連盟の塚原加代子事務局長(日本連盟理事)に国体準備に関して県や地域の取り組みについて話を聞いた。

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11月22日(土)に茨城県水戸市の県立県民文化センターで「2019いきいき茨城ゆめ国体 PRイベント」(入場無料)が行われることになり,県としてもいよいよ国体に向けて動き出しました。茨城国体から公開競技として実施される武術太極拳の普及とPRを進めるために,茨城県連盟もこのイベントに参加協力して,広く県民の皆さんにアピールすることにしました。10月3日,県庁国体推進課の企画担当者と打ち合わせをして,武術太極拳は会場中庭で演武と体験コーナーを設けて参加することになりました。

これに先立ち,9月には藤井信吾取手市長に面会して,武術太極拳競技を取手市で開催することを引き受けていただいたお礼を申し上げてきました。藤井市長から「2007年の茨城ねんりんピックに続いて,また一緒にやりましょう!太極拳の方たちは求心力がありますね」との言葉をかけていただきました。今のところ取手市からは具体的な国体に向けた活動の依頼はありませんが,県が動き出したのでこれからだと思います。まずは11月22日のイベントに力を入れていきます。

2021年三重国体の開催地・会場が決定桑名市・桑名市体育館

2012年の第76回国民体育大会の開催県は三重。このほど,武術太極拳競技の開催都市が桑名市に決定した。主管団体の三重県武術太極拳連盟(舟橋裕幸会長)の岩佐育代副理事長に聞いた。

「三重国体武術太極拳競技の開催地が第一希望の桑名市に決定されました。桑名市では今後桑名市で教室を開講するなど,来年度から太極拳をもっと展開していきたいとのことです。県連盟からは桑名市に対して来年度の三重武術太極拳フェスティバルと三重スポーツフェスティバルの開催もお願いしました。現在,桑名市ではまだ太極拳の浸透が薄く,これを機会にもっと展開していき,三重国体に向けて頑張っていきたいと思います」