「第6回世界伝統武術フェスティバル(中国・池州市)」世界45の国・地域から2000人以上が参加

日本から9団体・65人が参加

中国・安徽省池州市で10月29日閉幕

【掲載:2014年11月15日】

国際武術連盟(IWUF)と中国武術協会の主催による「第6回世界伝統武術フェスティバル」が10月23日から中国安徽省池州市で開催され,29日に閉幕した。

日本からの9団体・65人(出場と参観)はこのほど全員無事に帰国した。

2年に一度開かれる同フェスティバル大会,今回は世界45カ国・地域と中国国内から合わせて2000人以上が参加した。主要参加国は日本はじめ,ドイツ,米国,フランス,イタリア,ロシアなど。参加チームいくつかに帰国後の報告を寄せてもらった。

 

「会場を目の当たりにした時は屋外での大会ということでびっくりしたが,会期中は概ね天気に恵まれた。だが激しい温度差と炎天下の開会式で体調を崩した参加者もいた。また2年後の大会を楽しみに練習に励みたい」

(日本華麗太極拳連合会・江見礼子)

「出場者のレベルは年々上がっており,審判団も主査・副査が揃い,媒体もフルに活用して以前より原則に基づいた厳格な採点が行われたようだ。国籍を問わず出場チーム同士の交流や中国人ボランティアの若者と日本人との声の掛け合いが盛んに行われた。競技に集中する一方で,武術という共通言語でさらに交流が進めばと今後も期待している」

(武当山功夫学院日本校・上田美紀子)

「我々チームは計6人。同じ種目に出場する各国の選手たちと片言の英語や中国語で技術を教え合ったり,踊ったりと活発な交流を行った。とても仲良くなった同好の士(共通拳種:流星錘)もでき,武術をやっていて良かったと思えた一幕だった」

(SCWP・品川仁志)



屋外コートでの競技の模様