公益社団法人日本武術太極拳連盟

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「第32回全日本武術太極拳選手権大会」大入り

個人1489人・団体58チーム(268人)がエントリー 来場者3日間で2万人超

「第13回世界武術選手権大会」(11月/インドネシア・ジャカルタ)
日本代表選手8人が決定!


【掲載:2015年08月15日】

梅雨の中休みとなり夏本番到来を想わせる強い陽射しの中,7月10日(金)・11日(土)・12日(日)の3日間,東京・渋谷区千駄ヶ谷の「東京体育館」において,公益社団法人日本武術太極拳連盟主催の「第32回全日本武術太極拳選手権大会」が開催された。全国から選抜された選手ら,およそ1760人が熱戦を繰り広げた。

主管はNPO法人東京都武術太極拳連盟(貫洞哲夫会長)。後援に文部科学省,公益財団法人日本オリンピック委員会,公益財団法人日本体育協会,東京都,朝日新聞社,日刊スポーツ新聞社,公益財団法人笹川スポーツ財団,NPO法人日本ワールドゲームズ協会,公益社団法人日本中国友好協会,アジア武術連盟が名を連ねた。協賛は今年度の太極パートナーズ4社(アシックス,SK,石塚左玄医食研究所,島村運輸倉庫)だった。

本大会は,毎年国際大会の日本代表選手最終選考会を兼ねており,今年度は11月に開催される「第13回世界武術選手権大会」へ派遣する日本代表選手について,「自選難度競技種目」から8人の選手を選出した(詳細は後述)。


会場の「東京体育館」(東京・千駄ヶ谷)

自選難度競技の短器械(剣術)演武

五輪種目候補としても注目を浴び入場者数が例年を大きく上回る

2020年東京五輪の開催都市提案競技種目の8候補に武術太極拳が残り,マスコミ始め内外から注目される中での開催だったこともあり,今大会は昨年の入場者数を大きく上回った。参加者,スタッフ,入場者を合わせて2万人を超える盛況となった。

会場は,東京体育館メインアリーナに特設6コートを敷設。第1コートは難度競技種目用に特別なクッションを下敷きにし,跳躍や衝撃でケガのないように配慮している。

大会初日,7月10日(金)午前9時30分から開会式が行われ,村岡久平日本連盟会長が開会を宣言し,つづいて西村誠志総審判長による競技ルール説明がなされ開会式を終了した。競技が開始される直前に,大会審判団の審判役員および各コートに整列した審判員が紹介され,いよいよ熱戦の火蓋が切られるという緊張感が張り詰めた。紹介が終わり,行進曲の大音響とともに各コートに選手が入場すると,観客席は一挙に応援ムードに様変わりした。

競技は3日間にわたり,昨年同様,6競技部門37種目で行われた。昨年大会でシードになった選手58人を含み,全国から予選を勝ち進むなどして選ばれた個人競技部門の選手1489人(男子709人,女子783人),団体競技部門の選手268人(58チーム)が腕を競い合った。今大会の出場選手中,最年少は5歳,最高齢は82歳だった。

メインアリーナを囲む大勢の観客

体育館の大型映像モニターで表彰式を生中継

メインアリーナ大型映像装置で表彰式生中継やスポンサーCM放映

今大会では,新しい観客サービスとして,メインアリーナ東西の天井近くに設置された大型映像装置(大型モニター)の1台を借り,大会3日目の12日(日)終日,ビデオや生中継を放映した。ビデオは,日本連盟で編集した協賛社のCMを交えた5分程度のもので,競技開始前,昼休み,競技終了後の3回放映した。また生中継は,表彰台近くにカメラを設置し,各種目の表彰をくまなく放映した。表彰台に上った選手たちの晴れやかな姿と笑顔が,画面いっぱいに映し出され,観客席からも惜しみない拍手が送られていた。

観客の感想でも「今大会は3度目の観戦ですが,これまで遠くで表情が見えなかった入賞者の顔が良く見えて,とてもいいですね」という声をいただいた。

主催の日本連盟では,この大型映像装置での観客サービスを可能な限り今後も続けたい意向である。


日本学生武術太極拳連盟の集団種目「集団基本功」

表彰台で笑顔を見せる受賞者たち

大会を支えるスタッフが一丸となって歴史を積み重ねていく

大会運営は,例年どおりNPO東京都武術太極拳連盟が所属団体の協力を得て担当し,役員・スタッフらのべ400人近くが会場設営・受付・進行・警備・表彰などに携わった。

今大会は,東京五輪種目候補として通信社・新聞社・テレビ局などマスメディアの取材も多く,さらに協賛の太極パートナー各社,所属団体関連の国会議員や区長,駐日中国大使館などの来賓が多く観戦に訪れた。

大会関連グッズ販売ブースは,例年を超える入場者があったため大盛況であった。東日本大震災復興支援を掲げた大会として,「太極拳のまち」福島県喜多方市のブースも,土日の2日間盛況を博した。

大会を取り巻くすべての活動は,すべてのスタッフや関係者の協力で成り立っている。これまでも,これからの大会も,スタッフ・関係者が一丸となって回数を重ね,それが歴史を作っていくこととなる。

最終日の競技終了後,表彰台周辺で,当日競技の一部と自選難度競技の代表表彰が行われ,メダル,賞状のほか,協賛社の太極シニアパートナーである株式会社SKより副賞賞品も授与された。

引き続き閉会式に移り,日本連盟副会長であり内閣官房副長官を務める加藤勝信氏のあいさつをうけ,村岡久平日本連盟会長がスタッフを労う言葉を最後に閉会の辞を述べ,大会の幕を下ろした。

来年の「第33回全日本武術太極拳選手権大会」は2016年7月8日(金)~10日(日),東京体育館で開催予定。

また,来年の同大会シード選手は今大会の太極拳種目入賞選手から指定された。(シード選手一覧)


閉会式前の自選難度競技種目で代表表彰を受ける大川智矢選手。
手には協賛社からの副賞が

閉会式であいさつする
加藤勝信日本連盟副会長

閉会の辞を述べる
村岡久平日本連盟会長

教材販売ブースで「国体公開競技」DVDに足が止まる

好天に恵まれ,Tシャツ販売ブースにも多くのお客が

 

「第13回世界武術選手権大会」の日本代表選手選考会で8人が最終決定

国際大会種目である自選難度競技に出場した選手から,今年11月14日~18日にインドネシア・ジャカルタで開催される「第13回世界武術選手権大会」の日本代表選手選考が行われた。

大会の余韻が残る中,東京体育館内の会議室にて日本代表選手選考委員会による選考会議が開かれた。日本連盟専門委員会の「審判委員会」「選手強化委員会」および常務理事など計15人により,男女合わせて8人枠の代表選手選考が議論された。

昨年まで日本代表として活躍してきたトップ選手3人が今年になり現役を引退したこともあり,今大会の成績および過去1年間の実績等々を含め,慎重かつ入念な意見が交わされ,太極拳,長拳,南拳の種目から男女各4人の計8人の代表選手が最終的に選出された。(下表の名簿を参照。1枚目の写真は,左から市来崎大祐,佐藤直子,毛利亮太,本多彩夏,大川智矢,齋藤志保,荒谷友碩,小島恵梨香)

性別種目氏  名所 属 団 体
1長 拳市来崎大祐東京都武術太極拳連盟
2長 拳大川 智矢東京都武術太極拳連盟
3太極拳荒谷 友碩千葉県武術太極拳連盟
4南 拳毛利 亮太大阪府武術太極拳連盟
5長 拳本多 彩夏東京都武術太極拳連盟
6南 拳小島恵梨香滋賀県武術太極拳連盟
7太極拳齋藤 志保岩手県武術太極拳連盟
8太極拳佐藤 直子神奈川県武術太極拳連盟
9監督孫  建明選手強化委員会ヘッドコーチ
10コーチ前東 篤子選手強化委員会副委員長
11孔  祥東東選手強化委員会強化コーチ
12平井 祐二選手強化委員会強化コーチ
13帯同審判員中村  剛審判委員会委員

NHK BS1で大会映像が全国放映される

「第32回全日本武術太極拳選手権大会」3日目の模様が去る7月20日(月・祝)16:00~16:49,NHKテレビBS1で全国放映された。解説は日本連盟審判委員会の及川佳織委員。自選難度競技の徒手種目である「南拳」「長拳」「太極拳」に出場した日本連盟強化指定選手男女32人の収録演武が見られた。なお,再放送も8月2日(日)13:00~13:49に放映された。

演武写真はOLI HAU OLI Photo Office Co.,Ltdの提供


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