【年頭所感】国体公開競技に向けた取り組みと,武術太極拳のさらなる事業推進を

【掲載:2016年1月15日】

新年あけましておめでとうございます。

昨年夏「第8回アジアジュニア武術選手権大会」が中国・内モンゴルで開催され,日本連盟はジュニア選手を派遣し,金6・銀7・銅2の好成績を獲得しました。また秋のインドネシアで開催された「第13回世界武術選手権大会」において,日本連盟が派遣した選手が,銀4・銅2を取り,好成績を収めました。同大会の開催期間中,国際武術連盟の「第13回総会」が開かれ,「武術をさらに発展させ,オリンピックの実施競技化を目指す努力を今後一層進めていきたい」と確認しました。その後,役員改選が行われ,于再清会長が再選されました。また理事の村岡久平会長も再選されました。本年は,9月に「第9回アジア武術選手権大会」が台湾の桃園で開催されます。秋には,ブルガリアのブルガスで「第6回世界ジュニア武術選手権大会」が開催される予定です。

日本連盟は両大会に選手派遣するとともに,今後も国際武術太極拳の発展に尽力いたします。

昨年は,国体公開競技に向けて,各ブロックで「国体コーチ・国体選手養成講習会」「国体審判員研修会」を開催しました。本年は「国体審判員認定試験」を2月・3月に行います。「国体コーチ認定」を8月に実施予定しています。国体に向けて着実に準備を進めていきます。

太極拳技能検定事業をさらに発展させるため,日本連盟は各地の級検定の実施形態の改善,受講者の便宜を図るための対策を提案し,級検定の普及に一定の役割を果たしました。更に各地で,創意工夫をし,地域に密着した方法を作り出し,この事業を発展させるため努力することが必要です。

新しい年を迎え,一層武術太極拳の事業を推進するとともに各都道府県連盟組織の充実・強化と拡大を図り,さらに市町村単位の連盟の組織化を進め,市町村体育協会に加盟することで,都道府県連盟の地位を高め,より国民に愛されるスポーツ団体になるよう努力したいと思います。

(公社)日本武術太極拳連盟 専務理事 岡﨑 温