国際武連がIOCに申請書を提出

2008年北京五輪で武術太極拳を!!

【掲載:2002年01月15日】

 国際武術連盟(IWUF)は、国際オリンピック委員会(IOC)に対し、「2008年北京オリンピックで武術太極拳を正式プログラムにする」よう申請書を、昨年12月20日に提出した。
 この申請は、IWUFの李志堅会長から、IOCのジャック・ロゲ会長に送られたもので、套路の8種目を採用するように示されている。
 8種目は、男子の長拳、南拳、刀術、棍術。女子の太極拳、長拳、剣術、槍術。
 2008年北京オリンピックのプログラムについては、今年11月に開催される予定のIOC総会で協議される。
 IOCは現在、肥大化した競技数、参加選手役員数に歯止めをかけるとともに、新規プログラムの採用を厳格に制限する意向を示している。そのため、私たちが申請した種目のすべてが受理されることは非常に厳しい状況にあると言えよう。日本連盟は、種目数が制限される場合でも太極拳が、実施プログラムに入るよう一貫してIWUFのなかでも、中国武術協会との間でも主張し対処してきている。
 なお、2008年北京オリンピック開催決定祝賀・日中国交正常30周年、中韓正常化10周年の記念行事として、「日中韓3ヵ国太極拳交流大会」が今年8月に北京で盛大に挙行される。日程は、8月23日(金)北京到着、25日(日)交流大会開催、27日(火)帰国の予定。