「2018年度春季強化合宿」を実施

5月1日~4日 東京・日本連盟トレーニングセンター

中国コーチに加え、マレーシアチームも参加し、総勢64人で合同合宿を実施

(公社)日本武術太極拳連盟は5月1日(火)~4日(金・祝)の4日間、東京・日本連盟トレーニングセンターで春季強化合宿を実施した。今回の合宿には中国コーチ陣だけでなく国際交流の一環として、マレーシアチーム15人も参加し、選手・コーチ合わせて総勢64人が合同訓練を行った。

また、合宿前の4月29日(日)~30日(月・振)には、「第1回世界大学選手権大会」と「18回アジア競技大会」の日本代表選手選考会も実施され、2大会の日本代表選手も選出された(詳細は前月参照)。審判員2人を含めた参加者名簿は別表のとおり。

この春季強化合宿は、毎年開催される国際大会への出場を意識して訓練をしている。プロチームであるマレーシアチームが参加したことにより、例年とはまた違った緊張感の中で訓練が実施された。

合宿最終日の5月4日には、選手強化委員会の神庭裕里アンチ・ドーピング委員会副委員長(強化コーチ兼務)が講師を務め、参加選手およびコーチを対象に、(公財)日本アンチ・ドーピング機構(JADA)発行のテキスト資料および合宿参加選手の経験などを事例に挙げアンチ・ドーピング講習やコンプライアンス講習などを行った。

選手強化委員会レポート(谷川大委員長)

ゴールデンウイークに合わせて、今年も強化合宿が実施された。自選難度選手の中から選抜された選手が参加したが、今年はアジア大会、世界大学選手権という二つの大会の選手選抜を前半に行った上での合宿となった。この二大会は8月に実施されるため、今回は合宿中に選抜を実施した。各大会の要綱に応じ、該当種目による選抜となったが、選手はそれぞれ準備をして選抜に臨んだ。一流選手は選抜日程に合わせて十分な調整をしてきたものの、中には十分な用意の出来ていない選手も見受けられた。日本の代表として国際大会に参加する場合、自身のコンディションを管理することも重要な要素となる。大会実施国によって環境も異なる中、複数種目をそれぞれベストの状態にすることの大切さについては、今後改めて考えていただきたい。出来の良し悪し、ピークの時期は人それぞれであり、選ばれるものがあれば当然選に漏れるものもある。今回選抜されなかった選手の皆さんも初心に帰って次の目標を見据えて進んでいただきたい。

選考及び合宿には中国から4人のコーチを招請した。各コーチは選考会の状況から各選手へのフィードバックを細やかに行い、さらに合宿期間中には課題を設けてレベルアップを図った。選手は集中して課題に取り組み、短期間のうちにレベルを上げていった。ここでも技術講習に対しての意識の持ち方が問われることとなり、問題意識の持ち方で進歩に差異が生じており、今後の合宿運営への課題と考えられる。

今回初の試みとして、海外からマレーシアチームを迎えての合同合宿を行った。選手13人に指導者2人を加えた一行は、試合形式で行われる選考会にも参加した。選手としては試合形式で演武することは貴重なチャンスとなる。マレーシアチームは日本とは異なりプロの武術チームである。合宿に普段とは異なるチームが参加することは、お互いに良い刺激となり、高い効果を生むが、今回の経験は日本チームにとっても得難いものとなったであろう。選手強化委員会では、今後も国際交流の一環としても海外チームとの合同合宿の機会を模索していきたい。

代表選手の皆さんは大会までの期間を有意義に活用して、日本代表としてベストの状態で大会に臨んでいただきたい。国際大会の数が増えて派遣内容も多様化している今は大きなチャンスの時である。今後の皆さんの活躍に期待したい。前回レポートでも述べたことだか、ジュニアを卒業した選手のすべてが自選難度競技の選手となれるわけではなく、さらに代表となるのは、ほんの一握りではあるが、希望を捨てることなく大きな夢に向かって進んでいただきたい。また、生涯スポーツとしての武術太極拳の側面もよく研究していただき、武術太極拳愛を持ち続けていただきたいものである。応援頂いている皆さんにも改めて感謝申し上げる。

本合宿は競技力向上事業の一環として実施された

本合宿は競技力向上事業の一環として実施された

一日の最後は参加選手全員で抱拳礼

一日の最後は参加選手全員で抱拳礼

2018年度春季強化合宿参加者名簿

No. 種目 性別 氏名 所属
1 太極拳 男子 荒谷 友碩 千葉県連盟
2 蝦名 冬馬 北海道連盟
3 菊地 創士 青森県連盟
4 藤沢  佑 秋田県連盟
5 村上  僚 東京都連盟
6 脇田 圭佑 新潟県連盟
7 女子 齋藤 志保 岩手県連盟
8 庄司 理瀬 秋田県連盟
9 平田 優花 埼玉県連盟
10 長拳 男子 大川 智矢 東京都連盟
11 岡村 晃佑 兵庫県連盟
12 鎌田健太郎 東京都連盟
13 小松  資 埼玉県連盟
14 坂本  蓮 埼玉県連盟
15 下起 悦郎 愛知県連盟
16 別當  響 大阪府連盟
17 松本 鷹仁 東京都連盟
18 三船  仁 福岡県連盟
19 三船  陸 福岡県連盟
20 村上 舜平 東京都連盟
21 女子 池内 佳奈 埼玉県連盟
22 池内 理紗 埼玉県連盟
23 柏熊 結姫 東京都連盟
24 貴田菜ノ花 兵庫県連盟
25 本多 彩夏 東京都連盟
26 山口 啓子 東京都連盟
27 南拳 男子 朝山 義隆 大阪府連盟
28 毛利 亮太 大阪府連盟
29 女子 阪 みさき 大阪府連盟
30 役員・コーチ
(16)
谷川  大 選手強化委員会 委員長
31 前東 篤子 選手強化委員会 副委員長
32 孫  建明 選手強化委員会 ヘッドコーチ
33 李  自力 同 コーチ
34 孔  祥東 ジュニア普及委員会 ジュニアヘッドコーチ
35 陳   静 選手強化委員会 コーチ
36 勝部 典子 同 コーチ
37 神庭 裕里 同 コーチ
38 高山 宗久 同 コーチ
39 丹井  均 同 コーチ
40 平井 祐二 同 コーチ
41 原田 将司 同 コーチ
42 中田 光紀 同 コーチ
43 内田  愛 同 コーチ研修生
44 関屋 賢大 同 コーチ研修生
45 市来崎大佑 同 コーチ研修生
46 国際審判員
(2)
及川 佳織 審判委員会 委員長
47 中村  剛 同 副委員長
48 中国代表団 厳   平 代表団コーチ
49 呉  賢舉 同 コーチ
50 李   強 同 コーチ
51 庄  莹莹 同 コーチ