トキめき新潟国体 第64回国民体育大会

参加者、観客合わせて2000人以上で大盛況

中国・ハルビン市から武術太極拳代表団も参加

9月27日・新潟市でデモスポ行事「武術太極拳」

本大会/2009年9月26日~10月6日

【掲載:2009年10月15日】

 「第64回国民体育大会 トキめき新潟国体」のデモンストレーションとしてのスポーツ行事(デモスポ行事)「武術太極拳」が9月27日(日)、新潟市の黒埼地区総合体育館で開催された。(財)日本体育協会・文部科学省・新潟県・新潟市の主催、主管は新潟県連盟(田村清会長)。
 27日午前の開会式に先立って、新潟県連盟会員627人によるアトラクションの24式太極拳集団演武が整然と行われた。演武出場者はこの1年、練習を積み重ねてきたもので、5月には新型インフルエンザ感染予防のマスクを着けて集団演武の全体練習を行うなど、この日のために精進してきた。
 続く開会式では、田村清新潟県連盟会長が開会のあいさつを行い、村岡久平日本連盟副会長・専務理事が来賓あいさつをのべた。友正慧新潟県連盟副会長・日本連盟理事の「競技上の注意」に続いて、大会競技が始まった。
 大会競技はすべて集団競技とし、正式競技(成人の部・ジュニアの部)と一般競技(成人の部・ジュニアの部)で実施された。正式競技には16チーム・112人が、多くの愛好者が競技大会に参加できるようにと設けられた一般競技に37チーム・560人が出場。集団演武の627人と観客約850人合わせて2000人以上が参加するという盛況ぶりで、会場いっぱいに熱気があふれた。

「トキめき新潟国体 武術太極拳」
県連盟会員627人による24式太極拳集団演武

新潟の友好都市・ハルビンから武術太極拳代表団6人を招いて模範演武を
 新潟市と中国黒龍江省・ハルビン市の友好都市締結から今年で30年。これを記念して、ハルビン市武術太極拳代表団(曲建軍団長ほか団員5人)を招いて、本場中国の「武術太極拳」模範演武を披露するなど大会に花を添えてもらった。
 代表団一行は新潟滞在中、大会参観のほか、新潟市民との交流会、歓送会などに出席して演武を披露し、太極拳愛好者、市民らと交流を深めた。大会での模範演武のほか、「太極拳健身法講習会」を会場で行い、多数の人の輪ができていた。
 このほかのアトラクションとしてジュニア集団演武が行われ、会場から大きな拍手がおくられた。すべての競技と表彰式が終了したあと、入門太極拳集団演武で大会の最後が締めくくられた。

来年の国体は千葉県で開催
 大会会場には来年(2010年)の国体開催地、千葉県の県連盟から3人と再来年(2011年)の開催地山口県の県連盟から4人が視察に訪れた。
 大会の成績(入賞)は次のとおり。
正式競技(成人の部)
①千手観音②雪割草③フェニックス、努力賞=ジョイフルクラブ、メンズさかいわ、(ジュニアの部)優秀賞=五龍子、敢闘賞=小龍
一般競技(成人の部)
①光風・三条②つづきのいっーぽ!③和楽美④風花⑤KOBARI⑥ブルースカイ、努力賞=24トゥエンティーフォー、こいちゃ佐渡、拳青会
(ジュニアの部)
優秀賞=小虎龍、敢闘賞=メリーポピンズ、功夫龍子

ハルビン市武術太極拳代表団による「太極拳健身法講習会」の模様