2015年度「第１期（前期）ブロック国体コーチ・選手養成講習会，国体審判員研修会」終了，「第２期（後期）」始まる

【掲載：2015年10月15日】

今年度から実施している「ブロック国体コーチ・選手養成講習会，国体審判員研修会」（以下，ブロック国体講習会という）は，８月までに第１期（前期）が終了し，10月から第２期（後期）に入った。12月までに東海・北陸ブロックを除き６ブロックで実施される。

特に国体審判員の「国体長拳審判員」については，来年２月～３月に東京・佐賀（鳥栖）・大阪で実施される認定試験の受験資格に，このブロック国体講習会の参加実績が関わるため，都道府県連盟を通して注意喚起をうながしている。

以下，北関東ブロックおよび東海・北陸ブロックの第１期（前期，東海・北陸は２回目）報告と，10月５日現在で，すでに第２期（後期）を終了している南関東ブロックと近畿ブロックについて報告する。

「北関東ブロック国体講習会」（第１期・前期）

◎国体コーチ・選手養成講習会

１日目の選手・コーチ講習会では，ふだん太極拳愛好者が行わないような，国体選手を育成するための柔軟・基本功を説明および実技し，套路も競技としての低い歩型を行ったため，参加者に多少疲労が見られた。

日時： 8月15日（土）
場所：群馬県総合スポーツセンター
参加者総数： 72人
講師：太極拳＝桐山賢信，小山晶子
　　　　長　拳＝神庭裕里，高山宗久

◎国体審判員研修会

２日目の審判員研習会では，Ａ組Ｂ組に分かれる新しい審判方法にかなり戸惑いながらも，映像を見ながらの講師の分かりやすい説明で理解することが出来た。国体に向けて２日間とも充実した講習となった。

日時： 8月16日（日）
場所：群馬県総合スポーツセンター
参加者総数： 46人
講師：太極拳＝宮村みほ，長拳＝及川佳織

（北関東ブロック　高山宗久）

広い体育館でのコーチ・選手養成講習会

「東海・北陸ブロック国体講習会」（第１期・２回目）

７月の第１期（１回目）の愛知会場に続き，この２回目は北陸エリアを中心に講習を進めるべく福井会場にて実施。各県連の地道な働きかけもあって，予想以上の受講者に加え，南北相互の行き来もあり，ブロック内での交流と協力関係がより深まったように思う。

国体事業に向けての熱意，さらなる気運の高まりを強く期待させる講習会となった。

◎国体審判員研修会

日時：8月29日（土）
場所：今立ふれあいプラザ（越前市）
参加者総数：28人
講師：太極拳＝宮村みほ，長拳＝中村剛

◎国体コーチ・選手養成講習会

日時： 8月30日（日）
場所：今立ふれあいプラザ（越前市）
参加者総数： 63人
講師：太極拳＝桐山賢信，宮村みほ，岩佐育代
　　　　長　拳＝中村剛，原口昭教

（東海・北陸ブロック国体準備委員会委員長・中村剛）

審判員研修会

コーチ・選手養成講習会

「南関東ブロック国体講習会」（第２期・後期）

◎国体コーチ・選手養成講習会

秋晴れの穏やかな日差しの中，南関東各地並びに静岡県より受講生が集まり，今年度２回目の講習が行われた。

9時45分からの開講式の後，本部研修センターの1階に太極拳コーチ班，選手養成班（太極拳），3階に長拳コーチ班，長拳選手養成班（長拳）の2か所に分かれた。長拳班は午前中，初級長拳，午後からは国際第一套路（Ｂ套路）を講師の指導のもと学習した。太極拳班は午前中ジュニア太極拳2，午後からは3時まで26式太極拳を学習した。3時より講習会終了まで，国体用推手套路を推手規定套路習得済グループと推手規定套路未経験の2グループに分け，3名の講師達が上手に連携して講習を行った。

日時： 10月3日（土）
場所：東京・本部研修センター
参加者総数： 37人
講師：太極拳＝桐山賢信，宮村みほ，青木カヤ
　　　　長　拳＝勝部典子，神庭裕里

◎国体審判員研修会

爽やかな秋空に恵まれた中，2015年度２回目の研修会が開催された。１階に太極拳班，３階に長拳班と２か所に分かれ，午前中は，推敲を重ね第５版となった「国民体育大会（公開競技）武術太極拳　競技ルール」に基づいて，競技概要，採点方法，順位の確定，減点基準等について講師から説明があった。

午後からは，新たに収録された国体公開競技「武術太極拳」ＤＶＤ教材を観ながら套路動作と減点対象動作の確認を行った。その後，それぞれの種目の過去の大会等のビデオ映像資料を映しながら，Ａ組，Ｂ組の打点方法について研修した。太極拳，長拳とも研修生の真剣な質問に講師が丁寧に応答する，充実した研修会となった。

日時： 10月4日（日）
場所：東京・本部研修センター
参加者総数： 24人
講師：太極拳＝宮村みほ，長拳＝及川佳織

（神奈川県武術太極拳連盟）