国際ニュース:WFA第14回総会開かれる 太極拳のさらなる発展を強調

【掲載:2012年09月15日】

アジア武術連盟(WFA)の第14回総会が8月20日午後,第8回アジア武術選手権大会の会場,プートー体育館の大会議室で開かれ,21カ国・地域から代表が出席した

総会では同日午前に行われたWFA執行理事委員会の決定事項を確認した。

そこで,于再清会長は「アジアは武術の発展がヨーロッパなど他の地域より優れているだけに,さらに協力のじつをあげ,国際スポーツ界において新しい力として,いっそう意義あるよう努力していこう」と呼びかけた。

また,村岡久平事務総長は報告のなかで,「太極拳は競技スポーツの面と,生涯スポーツにおいてそれぞれに普及と向上が見られる。いっそう発展させて行こう」と述べた。

次の第15回総会は再来年,韓国・仁川で行う第17回アジア競技大会の際に開催することを決めた。

今回の総会には,日本から岡﨑温常務理事,石原泰彦理事,渡辺雅人事業部長が出席した。

 


アジア武術連盟第14回総会の模様
ベトナム・ホーチミン市のプートー体育館で

国際武術連盟の本部スイス・ローザンヌに移転

国際武術連盟(IWUF)の本部は発足から今日まで中国北京市に置かれていたが,このたびスイス・ローザンヌに移すことになった。現在スタッフが現地に入り,本部事務所開設の準備と諸手続きを行っている。近くオープンする。

本部事務所に隣接した建物には国際オリンピック委員会(IOC)の本部が置かれている。IOC本部の付近には20以上の国際競技団体(IF)がそれぞれ本部を構えている。

IWUFも今後の国際的発展をはかり国際スポーツ界との連携をいっそう図るため,IWUF執行委員・総会の決定のもと,鋭意開設のため準備作業を進めてきた。

財政的には中国オリンピック委員会をはじめ一部の関連企業などの協力・協賛を得ている。