国際ニュース:5月のIOC理事会で協議 2020年五輪で新規採用の候補競技

【掲載:2013年5月15日】

2020年に挙行される夏季オリンピックとパラリンピック開催都市は,9月7日にアルゼンチンのブエノス・アイレスで開かれる第125回国際オリンピック委員会(IOC)総会で決定される。

東京,イスタンブール(トルコ),マドリード(スペイン)の3都市のなかから,IOC委員111人の投票によって決まる。同時に,2020年の夏季オリンピックで新たに加えられる1競技も決定される。

この最終決定に先立って,5月28日にロシアのサンクトペテルブルグで開かれるIOC理事会において,新規採用を目指す8候補競技の検討が行われる。

予測では,8候補のなかから2~3競技を選定して,9月のIOC総会で最終決定をみる方向となってきた。

候補8競技は,武術太極拳,空手,野球・ソフトボール,ローラースケート,スポーツクライミング,スカッシュ,ウェークボード,レスリング(順不同)。

IOC委員の総数は111人

国際オリンピック委員会の委員の総数は2012年6月現在111人,理事は委員から選ばれた15人。

5大陸別での委員の構成は,アジア24人(2人),ヨーロッパ47人(9人),アフリカ15人(2人),アメリカ20人(1人),オセアニア5人(1人)(かっこ内は理事の数)。IOC本部は,スイスのローザンヌに置かれている。