「ねんりんピック長崎2016」太極拳交流大会 全国から63チーム(441人)が参加

第29回全国健康福祉祭ながさき大会

10月16日(日)に長崎県佐世保市の「佐世保市体育文化館」で,「第29回全国健康福祉祭 ねんりんピックながさき大会」太極拳交流大会が開催された。主催は厚生労働省,長崎県,一般財団法人長寿社会開発センター,ねんりんピック長崎2016実行委員会,佐世保市,ねんりんピック長崎2016佐世保市実行委員会。共催がスポーツ庁。主管は長崎県武術太極拳連盟(野本三雄会長)。(公社)日本武術太極拳連盟の後援。

大会当日はあいにく朝からの雨で受付時のトラブルが心配されたが,予定通り午前9:15から競技が開始され,色とりどりのチーム表演服で14m×8mの会場コート上に各4分間の演武を披露してゆく。各チームの表演が終わるたびに,満場から暖かい拍手が送られる。交流会ならではの一体感が生まれていた。

競技の合間には,緊張感を解きほぐすアトラクションが行われた。午前中のアトラクションは,会場近くの祇園小学校に通う5,6年生の生徒たちによる「集団カンフー体操」が披露された。大会当日までに練習を積み重ねた成果は,体育文化館内に声援と拍手が響き渡ることで報われた。昼食休憩には,長崎県立佐世保東翔高等学校の息の合った素晴らしいマーチングバンドから島原武術協会の「少年カンフー」,長崎県連盟会員による集団演武「武当太極拳28勢・13勢」が行われ,午後の休憩では長崎県連盟の有志による「武当太極拳13勢」と中国湖北省の「武当武術協会」代表団による特別表演が披露され,大きな賞賛の拍手で会場が包まれた。さらに競技終了後には,表彰式をはさんで最後のアトラクションとなる佐世保市役所のよさこいチーム「佐世保よかよかかっちぇる隊」が勢いのある演武を披露し,競技を終えた選手たちも含め,感動の締めくくりとなった。

表彰式には,地元の朝長則男佐世保市長のあいさつをいただき,入賞したチームの喜びの授与式となった。



祇園小学校5・6年生による「集団カンフー体操」


写真左:「佐世保よかよかかっちぇる隊」の決めポーズ


写真右:みごと優勝を果たした長崎県代表「九十九島チーム」

 

上位10チームの大会成績と受賞者は以下のとおり。

<受賞者一覧表>

最高年齢者賞:(男)小谷正貴(81歳,長崎県A),(女)川野カズエ(88歳,長崎県A)

高齢者賞:(男)浅井康二郎(79歳,愛知県),池田義實(79歳,福岡市),坂口公敏(79歳,福岡市),(女)村上京子(80歳,長崎県A),岩永理恵子(80歳,長崎県A),藤森秋子(80歳,東京都)

佐世保市特別賞:宮川ハルミ(宮城県),小笠原淳子(愛媛県)※西海国立公園の九十九島の名前にちなんで(9月19日生まれの方)

<上位入賞チーム>

1 優 勝 佐世保九十九島チーム 長崎県B 9.10
2 準優勝 オアシス 茨城県 9.08
3 第3位 サイレントフラッシュ 神奈川県 9.05
4 優秀賞 とんちんかんちん一休さん 京都府 8.91
5 2016兵庫県チーム 兵庫県 8.88
6 ひらり神戸 神戸市 8.88
7 チームきらり 富山県 8.86
8 ゆりかもめ 大阪市 8.85
9 夢・JOETU 新潟県 8.85
9 あうん 奈良県 8.85

大会審判員

総審判長:西村誠志 審判長:小川篤子 執行審判員:吉森忠弘,圖子幸子,福田厚子,宮村みほ,吉田由美子 套路審判員:大塚せつ子