「2014年度冬季海外強化合宿（北京）」シニア選手19人とコーチ3人が参加

年末年始にかけて,選手19人とコーチ3人が参加して重点強化訓練を実施

【掲載：2015年1月15日】

（公社）日本武術太極拳連盟は昨年12月29日から今年の1月5日まで，中国・北京市内の北京市什刹海体育運動学校で「2014年度冬季海外強化合宿」を行った。

今回の合宿は公益財団法人日本オリンピック委員会選手強化ＮＦ（加盟競技団体）事業として実施されたもので，現在の日本代表選手と新人男女選手計19人と日本連盟選手強化委員会のコーチ3人が参加した。

強化合宿の主な目的である「難度動作の重点強化訓練」に加えて，食生活・睡眠時間・けがや病気の予防・体調管理など生活面での自己管理能力を高めることも合宿の目的のひとつである。技術向上とともに，武徳を高め，自己管理能力を養うことは日本代表選手を目指すうえで不可欠である。

また，2012年9月に日中両政府間で尖閣諸島問題が発生して以来，中国各地で日本人・日本企業に対する抗議行動などが発生し，日本と中国の関係は依然厳しい状況が続いている。このような良好とは言い難い日中関係のもとでの今回の北京合宿は北京市什刹海体育運動学校および北京市武術隊の指導者の方々から日本選手の受け入れについて，特別な配慮をしていただいたおかげで実現できたものである。

2014年冬季海外合宿の参加者一同。中国選手・コーチ陣と共に

柔軟体操でウォームアップ。合宿会場の北京市什刹海体育運動学校には最新筋トレ機器も完備している

2014年度冬季海外強化合宿（北京）参加者名簿