【国際ニュース】2013年の国際大会:日本選手団の活躍に期待

【掲載:2012年12月17日】

来年2013年に実施され,日本から選手団を派遣予定の国際競技大会は4つ。ぞれぞれの大会は主管の国・地域の団体で準備が着々と進められている。

日本の武術太極拳界を代表し,国際競技大会に参加することで,国際交流を推進する。また大会期間中,各種の会議などを主催,または会議に参加する。

●第9回ワールドゲームズ2013カリ大会
7月30日~8月5日 カリ市(コロンビア)

ワールドゲームズは「第2のオリンピック」ともいわれる 世界のトップアスリートによる国際総合競技大会。国際ワールドゲームズ協会主催,国際オリンピック委員会後援で4年に一度,夏季オリンピック競技大会の翌年に開催される。前回の第8回大会は2009年,高雄(中国台湾)で開かれ,武術は公開競技として実施され,日本勢は銀メダル2個・銅メダル1個を獲得した。

初の南米開催となる第9回大会は日本から男女選手5人と監督の1人の計6人が選手団として派遣され,套路競技男女計10種目に参加する予定。大会公式ホームページを参照。

●第7回アジアジュニア武術選手権大会
8月8日~11日  マニラ市(フィリピン)

アジア武術連盟(WFA)とフィリピン武術協会の主催で,世界ジュニア武術選手権大会と同じ競技種目,競技ルールで実施する。套路競技は年齢別(A組=18~16歳,B組=15~13歳,C組=12~7歳)の男女計52種目を実施する。

前回の第6回上海大会(2011年)で,日本チームは金7・銀6・銅6という中国に次いでメダル獲得数2位の好成績だった。

●第6回東アジア競技大会
10月6日~15日 天津市(中国)

4年ごとに24競技289種目が実施される国際大会で,武術太極拳競技は套路競技男女各6種目が行われる。日本からは男女各4人,計8人の選手を派遣する予定。

前回の第5回大会は香港(2009年)で開かれ,日本勢は銀1,銅1の成績だった。

●第12回世界武術選手権大会
10月28日~11月6日 クアラルンプール(マレーシア)

国際武術連盟(IWUF)の主催で2年ごとに開催。日本は套路競技に出場する。前回の第11回アンカラ(トルコ)大会で日本は83の参加国・地域のうち,メダル獲得数で6位(金1・銀2・銅3)という活躍を見せた。

 


第11回世界武術選手権大会の会場の模様。アンカラ市(トルコ)