「第36回全日本武術太極拳選手権大会in岡山」(ジップアリーナ岡山)盛会に終わる

個人33種目に8歳から81歳までの選手1,561人、団体3種目に70チーム(267人)がエントリー 来場者3日間で1万6千人近く

初の全日本大会岡山開催を記念した式典を実施し、中国武術代表団が特別演武

公益社団法人日本武術太極拳連盟が主催する「第36回全日本武術太極拳選手権大会in岡山」が、7月12日(金)・13日(土)・14日(日)の3日間、例年の東京から場所を移し、岡山県岡山市のジップアリーナ岡山(岡山県総合グラウンド体育館)において開催された。

全国から選抜された選手を含む延べ1,828人が、3日間、晴れの国・岡山に集結し、熱い戦いを繰り広げた。

主管は岡山県武術太極拳連盟、運営委員団体としてNPO法人東京都武術太極拳連盟にも協力いただいた。後援はスポーツ庁、公益財団法人日本オリンピック委員会、公益財団法人日本スポーツ協会、岡山県、公益財団法人岡山県スポーツ協会、岡山市、一般財団法人岡山市体育協会、公益財団法人笹川スポーツ財団、NPO法人日本ワールドゲームズ協会、公益社団法人日本中国友好協会、アジア武術連盟、岡山県武道団体連合会、朝日新聞社、日刊スポーツ新聞社、山陽新聞社、RSK山陽放送、OHK岡山放送、TSCテレビせとうち。協賛は、太極パートナーズ各社(アシックス、ダイワコーポレーション、フォトクリエイト、島村運輸倉庫、太極サポーター)。

本大会は、国際大会の日本代表選手最終選考会を兼ねており、今年度は10月に開催される「第15回世界武術選手権大会」(中国・上海)へ派遣する日本代表選手8人を選考した。また、最終日の昼休憩時間には初の岡山県での全日本大会開催を記念した式典を実施し、このために来日した中国武術代表団が特別演武を披露した(詳細は後述)。

日本代表選手の写真は、OLI HAU OLI Photo Office Co., Ltd. の提供

日本代表選手の写真は、OLI HAU OLI Photo Office Co., Ltd. の提供

初の岡山開催となったが大勢の参加者が集った

初の岡山開催となったが大勢の参加者が集った

開会の辞を述べる岡﨑温会長代行

開会の辞を述べる岡﨑温会長代行

挨拶を述べる大森雅夫市長

と挨拶を述べる大森雅夫市長

8歳から81歳まで、幅広い世代の選手が日本一を競う

大会初日の7月12日(金)は、午前9時45分から開会式が行われ、岡﨑温日本連盟会長代行が開会を宣言した。続いて来賓を代表して、岡山市の大森雅夫市長からご挨拶をいただき、最後に西村誠志総審判長による競技ルールの説明がなされた。

今大会はオリンピックの影響で会場を岡山に移しての実施となったが、関係者の協力のもと例年通りに準備を進め、メインアリーナには特設6コートを敷設、第1コートは国際連盟が正式に採用している国際コートを設置し、第2コートにはマットを敷いて、跳躍や衝撃でケガや器械・床の損傷のないように配慮された。

開会式に続いて、大会審判団役員および各コートに整列した審判員が紹介された後、入場行進曲と観客席からの拍手に迎えられ、各コートに出場選手が入場し、会場は熱気と緊張感が入り混じる大会独特の空気に包まれた。

競技は3日間にわたり、昨年と同じく5競技部門36種目で行われた。前大会でシードになった選手62人のほか、全国から予選を勝ち進むなどして選ばれた個人競技部門の選手、男女合わせて1,561人、団体競技部門の選手267人(70チーム)が腕を競い合った。今大会の出場選手中、最年少は8歳、最高齢は81歳、昨年から原則自由となった服装規定のもと思い思いの表演服に身を包み、美しく迫力のある演武をみせた。また、自選難度競技では国際大会に合わせて、ゼッケンを着用せずに競技前に提示する方式をテストした。今後は他の大会でもこの方式の採用を検討している。

会場のジップアリーナ岡山には満員となる多くの来場者が

会場のジップアリーナ岡山には満員となる多くの来場者が

まるでカンフー映画のような対練の演武に歓声がわく

まるでカンフー映画のような対練の演武に歓声がわく

華麗な集団演武は大会の華のひとつ

華麗な集団演武は大会の華のひとつ

表彰台で笑顔を見せる選手たち

表彰台で笑顔を見せる選手たち

場外はご当地グルメや土産物販売で賑わう

場外はご当地グルメや土産物販売で賑わう

定番のアシックス太極拳シューズ「ウーシュー」

定番のアシックス太極拳シューズ「ウーシュー」

選手、審判員、スタッフ、協賛社、そして来場者の皆さまの協力で盛況に終わる

大会運営は、地元の岡山県武術太極拳連盟が、これまで全日本大会を運営してきた東京都武術太極拳連盟の協力を得て担当し、役員・スタッフら延べ400人を超える人員が会場設営・受付・進行・警備・表彰などに携わった。

大会関連グッズ販売ブースでは、日本連盟教材テキスト・DVD、大会記念Tシャツ、アシックスのシューズや三栄の日本製剣、太極サポーターの様々な太極拳グッズを販売した。今年はさらに場外でご当地グルメイベントを実施し、会場を賑わした。

大会を取り巻くすべての活動は、すべての関係者の協力で成り立っている。これまでも、これからも、一丸となって回数を重ね、大会を作り上げていく。

マスコミの取材では、例年のNHK BS1のほかに月刊秘伝の取材班や地元テレビ局などが会場を訪れた。

最終日の競技終了後、表彰台周辺で、当日競技の後半一部種目と自選難度競技の代表表彰が行われ、岡﨑温日本連盟会長代行、川﨑雅雄日本連盟専務理事、そして岡山県連盟の川島通正理事長から、それぞれ賞状とメダルが授与された。引き続き閉会式に移り、岡﨑温会長代行が選手をはじめ、審判員、スタッフらを労う言葉を最後に閉会の辞を述べ、大会の幕を下ろした。

来年の大会も、ジップアリーナ岡山で開催

来年2020年度の「第37回全日本武術太極拳選手権大会」も、東京オリンピックの影響により、6月26日から28日に今年と同じ岡山県岡山市のジップアリーナ岡山で実施される。

競技写真を協賛社のフォトクリエイトが販売中

太極パートナーとして協賛している株式会社フォトクリエイトのカメラマンが撮影した選手たちの表演写真が、8月21日(水)まで同社の専用WEBサイトで販売されている。日本連盟ホームページのトップページにある「太極パートナーズ」バナーの中の「ALLSPORTS community」をクリックすると、販売ページが表示される。

加藤勝信大会会長による挨拶

加藤勝信大会会長による挨拶

佐藤兼郎岡山県副知事による御祝辞

佐藤兼郎岡山県副知事による御祝辞

越宗孝昌・山陽新聞社会長による御祝辞

越宗孝昌・山陽新聞社会長による御祝辞

美しい混双太極拳の特別演武に会場が魅了される

美しい混双太極拳の特別演武に会場が魅了される

中国武術代表団の佛塵も交えた集体太極扇は圧巻

中国武術代表団の佛塵も交えた集体太極扇は圧巻

中国武術代表団とお互いに感謝の楯を交換

中国武術代表団とお互いに感謝の楯を交換

緊張の面持ちで代表表彰を受ける選手たち

緊張の面持ちで代表表彰を受ける選手たち

「第15回世界武術選手権大会」の日本代表選手8人、役員4人、帯同審判員1人を決定

閉会式直後に、会場内の会議室で、自選難度競技に出場した33人の選手の中から、今年10月17~24日に中国・上海で開催される「第15回世界武術選手権大会」の日本代表選手選考が行われた。日本連盟専門委員会の「審判委員会」「選手強化委員会」役員および会長代行・専務理事・常務理事・総副審判長らにより、男女合わせて8人の代表選手選考について議論された。

今大会の成績および過去1年間の実績などを含め、慎重かつ入念な意見交換があり、太極拳、長拳、南拳の種目から男子5人、女子3人の計8人の代表選手が選出された(別表の日本代表選手団名簿を参照)。

大会最終日に岡山大会開催記念式典を実施、中国武術代表団が「特別演武」を披露

大会最終日となる14日(日)の昼休みに、岡山大会開催記念式典を実施した。

式典は、自由民主党総務会長 衆議院議員、そして日本連盟副会長の加藤勝信大会会長の挨拶で始まり、来賓の方々を代表して、佐藤兼郎・岡山県副知事と越宗孝昌・公益財団法人岡山県スポーツ協会会長・山陽新聞社会長に御祝辞を賜り、そのほか沢山のご来賓と多数の祝電を頂戴した。改めて深く感謝申し上げる。

日本連盟では、式典を記念して「特別演武」を披露していただくため、中国武術代表団を招き、団長の福建省武術運動管理センター副主任・张宏伟先生、福建省武術隊高級コーチの李強先生、陈洲理、高浩楠、向佳楠、肖异、郑智超、刘芳芳、童心、张黎、江凡の9選手が来日した。

特別演武は、自選太極拳の演武に始まり、太極棍、6人による集体太極剣、混双(こんそう)太極拳、5人による陳式・楊式・呉式・孫式・武式の各式太極拳、太極佛塵、陳式太極剣と続き、最後に選手8人で集体太極扇の演武を行った。満員の会場から溢れんばかりの拍手と感嘆の声があがった。

特別演武終了後には日本連盟から感謝の意を込めて記念の楯と花束が贈られ、中国武術代表団からも記念の楯が日本連盟に贈られた。プレゼンターは、加藤勝信大会会長を始め、岡﨑温日本連盟会長代行、川﨑雅雄専務理事、川島通正理事が務めた。

日本連盟は創設期より中国武術協会と交流を重ねており、今後も友好を深め、武術太極拳の世界的発展に協力して努力していく。

NHKテレビBS1にて大会映像が全国放映される

7月21日(日)16:00~16:50(26日にも再放送)、NHKテレビBS1で大会3日目の模様を中心に大会の内容が全国放映された。解説は日本連盟強化委員会・強化コーチであり国際大会メダリストの丹井均コーチ。自選難度競技の徒手種目である「南拳」「長拳」「太極拳」に出場した日本連盟強化指定選手の演武や中国武術代表団による特別演武の映像が流された。

その他にも地元岡山のメディアなどでも紹介され、大きな注目を集めた。

「第15回世界武術選手権大会」日本代表選手団名簿

種目性別氏名所属出身
1南拳朝山 義隆大阪府大阪府
2長拳別當  響大阪府大阪府
3三船  仁福岡県福岡県
4三船  陸大阪府福岡県
5太極拳村上  僚東京都北海道
6長拳池内 理紗埼玉県埼玉県
7山口 啓子東京都大阪府
8太極拳齋藤 志保岩手県岩手県
9監督 孫 建明選手強化委員会ヘッドコーチ
10コーチ孔  祥東同 委員長
11前東 篤子同 副委員長
12陳   静同 強化コーチ
13帯同審判員竹中 保仁国際審判員