国際武術連盟がIOC正式承認団体にオリンピックの大舞台へさらに近づく

【掲載:2002年02月15日】

 国際オリンピック委員会(IOC)は2月1日、ソルトレークシティー冬季五輪を前に現地で理事会を開催し、IOC暫定承認団体となっていた国際武術連盟(IWUF)をIOC正式承認団体とする決定を行なった。
 IOCは1999年6月、韓国・ソウルで開催した総会で、IOC加盟の国際競技連盟(IF)としてIWUFを暫定承認していた。
 オリンピック競技大会の実施競技競技となるには、当該IFがIOCの正式承認団体となっていることが必須要件となっている。
 今回のIOCによるIWUF正式団体承認は、武術太極拳のオリンピックの大舞台への登場を大いに期待させるものである。
 北京オリンピック組織委員会(BOCOG)はすでに正式発足している。劉淇北京市長を主席とする同組織委員会の設立式が昨年12月13日に北京・人民大会堂で挙行され、2008年北京オリンピック開催に向けた具体的取り組みが始まった。 

(日本連盟機関誌「武術太極拳」2002年2月号、№146より)