来日した中国の温家宝首相、太極拳・ジョギングで市民と交流

【掲載:2010年06月15日】

 5月30日から6月1日まで日本を公式訪問した中国の温家宝首相(67)が5月31日早朝、東京・渋谷区の代々木公園で日課のジョギングで汗を流した。また太極拳をしていたグループやラジオ体操にも飛び入りで参加して市民と親しく交流した。
 市民との交流は温首相本人の強い希望で実現したもので、北京五輪のロゴが入った黒いジャージ姿の首相は「私のことを知っていますか?」「上海万博に来てくださいね」などと気軽に声をかけていた。
 そのあとJR四谷駅近くの上智大学のグラウンドで同大硬式野球チームの練習に参加して、バッティングの腕前を披露した。
 温家宝首相の来日は3年ぶり。温首相は短い日程のなかで、鳩山由紀夫首相との会談、天皇陛下との会見、政治・経済・文化界・日中友好団体との交流を行った。

東京・渋谷区の代々木公園で市民らと
24式太極拳を行う温家宝首相(中央)