文部科学省がスポーツ功労者顕彰と優秀者表彰 7選手+指導者に

【掲載:2010年11月15日】

世界選手権メダリストの中田、田村、下起、原田、
宮岡、山口、市来崎の7選手と谷川氏

 文部科学省による「スポーツ功労者顕彰」と「国際競技大会優秀者表彰」の顕彰式・表彰式が11月1日夕、東京・港区のANAインターコンチネンタルホテル東京で行われた。
 武術太極拳からは、昨年(2009年)10月、カナダ・トロントで開催された「第10回世界武術選手権大会」で金メダル(男子南刀)を獲得した中田光紀選手がスポーツ功労者として顕彰を受けた。中田選手の指導にあたった日本連盟選手強化委員会の谷川大委員長が同様に功労者顕彰を受章した。
 同大会の銀メダリスト、田村良太選手(男子太極拳)、下起悦郎選手(男子剣術)、原田将司選手(男子刀術)、宮岡愛選手(女子太極拳)、山口啓子選手(女子槍術)と、銅メダリストの市来崎大祐選手(男子長拳)の6人の選手が国際競技大会優秀者表彰を受章した。
 「スポーツ功労者顕彰」は世界的規模の競技会において優勝した選手、「国際競技大会優秀者表彰」は世界選手権大会で第2位、第3位の成績を収めた選手に対して、贈られるもので(財)日本オリンピック委員会から文科省に推薦され、表彰対象となる。
 今年の功労者顕彰(選手・指導者)は73人、優秀者表彰は191人が受章。
 武術太極拳の8人の受章者のうち、中田、宮岡、山口、市来崎の4選手は11月12日に中国・広州市で開幕する「第16回アジア大会」武術競技出場のため北京入りしており、表彰式には出席できなかった。谷川委員長と田村、下起、原田の3選手が出席した。
 表彰式では、先月の世界体操選手権で男子総合優勝の内村航平選手が代表して鈴木浩文部科学副大臣から表彰状を受けた。また、受章者を代表してレスリングの吉田沙保里選手が謝辞を述べた。

左から谷川委員長、下起選手、原田選手、田村選手。
11月1日の表彰式で