日本連盟本部研修会「講師研修訪中団」第二陣―大きな成果を上げて北京研修を終了―

(公社)日本武術太極拳連盟 専務理事 川﨑雅雄

「講師研修訪中団」第二陣

9月25日~29日に中国・北京市・安徽大厦において、日本連盟講師、本部研修生一行29人が、馬長勲老師、馬駿氏、趙秀麗女史の指導のもと真剣に熱心に太極拳の研修を行った。

特に、86歳を迎える馬長勲老師が3日間とも研修会場の安徽大厦にお見えになり、午前9時からの約1時間にわたり、太極拳の古典「拳論」を始めとした講義、神技とも言いえる推手の実技師範を、元気に健康に為されて、改めて太極拳の素晴らしさに日本連盟講師、本部研修生一同は、心から感動させられた。

馬老師の講義の後、馬駿氏、趙秀麗女史の指導のもと、午前の単元では(1)養生功〈五防功〉(2)站椿功〈無極式〉(3)伝統呉式太極拳〈十三式〉の3項目を鬆と静の中で穏やかに研修した。午後からの単元では(4)推手〈伝統太極拳健身推手〉の研修に打ち込んで、足裏の働きや腰跨の身法と手法の正しい勁の繋がり等の、太極拳の内面的な技法を深く修得し理解することに熱心に取り組んだ。

馬長勲老師は、中国伝統文化の一つとしての太極拳の歴史、哲学、医学、芸術、武術の幅広く深い内容を理論的に講義されるとともに、推手の実技師範においては86歳の年齢からは想像できない《神技》とも形容される技法を惜しみなく披露していただき、非常に高い水準の太極拳のすがたを伝えていただいた。

馬駿氏、趙秀麗女史からも大変熱心なご指導をいただき、講師、本部研修生一同は本当に感謝の気持ちでいっぱいであった。

研修は、来年度も北京での研修訪中を実施することを確認して、大きな成果を上げて無事に終了した。

最後に今回ご指導をいただいた、馬長勲老師、馬駿氏、趙秀麗女史の先生方に対して、心から重ねて感謝を申し上げますとともに、真剣に熱心に研修に取り組まれた研修訪中団の各位に対して心から感謝を申し上げて報告とさせて頂きます。

講師研修訪中団名簿

役職氏名
1団 長川﨑 雅雄
2副団長辻本三郎丸
3通 訳西村 誠志
4通 訳上り浜誠一
5団 員山田 泰子
6団 員相澤 秀子
7団 員沼澤 祐子
8団 員土屋 直美
9団 員小山 晶子
10団 員丹生 愛子
11団 員川俣  緑
12団 員阿南 七重
13団 員寺沢 優吉
14団 員岸  宣隆
15団 員小野久美子
16団 員甚野 益子
17団 員政岡 ゆき
18団 員渡邊 恭子
19団 員河原 晃子
20団 員杉崎由里子
21団 員春田 牧子
22団 員今古賀 環
23団 員原  世津
24団 員菅野 明子
25団 員行田まさ子
26団 員有馬 勝博
27団 員帖佐 幸子
28団 員小島 利津
29団 員佐々木和子