日本連盟第83回理事会を開催-来年度主要事業活動計画・事業日程などの議案を審議・承認-

【掲載:2013年11月15日】

公益社団法人日本武術太極拳連盟は10月23日午後,東京・四谷の主婦会館・プラザエフで第83回理事会を開催した。理事会には理事14人,監事2人の計16人が出席して,提出された各議案を審議し承認した。石原泰彦理事・事務局長の開会のあいさつに続いて,議長に岡﨑温常務理事が選任された。

議案の審議に入る前に欠席した村岡久平副会長・専務理事に代わり岡﨑温常務理事が今年6月開催の前回理事会以降の日本連盟の国内外での活動や,武術太極拳をめぐるスポーツ界の動向などを報告・説明した。

理事会では来年度の「日本連盟主要事業日程」,4段位昇段審査会実施規程などの報告・説明・審議が以下の議事録のとおりに行われた。

公益社団法人日本武術太極拳連盟
第83回理事会議事録

日 時:2013年(平成25年)10月23日(水)
午後2時00分~4時00分

会 場:主婦会館「プラザエフ」(東京都千代田区六番町)3階会議室<コスモス>

理事・監事総数:19名(理事17名・監事2名)

出席者数:16名(理事14名・監事2名)

出席者:岡﨑温常務理事,石原泰彦,大沢藍未,大和久美代子,奥村吉昭,川崎雅雄,川島通正,高山守夫,谷甚四郎,塚原加代子,辻本三郎丸,友正慧,春木豊,前田修の各理事,有居晃,恩田享位両監事。

なお,谷川大選手強化委員会委員長,西村誠志審判委員会委員長,矢島孝一郎ジュニア普及委員会委員長,渡辺敏雄総務部長,渡辺雅人,菅野淳子両事業部長が陪席した。

本日の理事会が定款第33条の規定により成立していることを確認し,二階俊博会長が欠席のため,議長に岡﨑温常務理事を選任した。次に報告および議案の審議に入った。

報  告:

一,村岡久平専務理事が欠席のため,岡﨑温常務理事が6月に開催した前回理事会以降の事業活動について下記のとおり報告を行った。1)7月に「第30回全日本選手権大会」が盛大に開催された。30回大会を記念して,全国の太極拳3段愛好者556人が参加して,大会の最終日に太極拳集団演武を行った。30回大会を祝賀するために全国から結集した愛好者の見事な演武が披露されて感動を呼んだ。2)8月8日~11日に,フィリピン・マニラ市で「第7回アジアジュニア武術選手権大会」が開催され,日本代表ジュニア選手団は「金4,銀2,銅6」の優秀な成績を挙げた。3)10月7日~9日に中国・天津市で「第6回東アジア競技大会」が開催され,武術太極拳日本代表選手団は,「金1,銀2,銅2」の優秀な成績を挙げた。4)初の「太極拳4段位昇段審査会」が,10月1~2日に東京で,10月15~16日に大阪で,各々実施された。2会場4日間で計298人が第1次審査を受けた。審査結果は近日中に,受審者宛に発送され,第1次審査の合格者名簿が公表されることになっている。

二,谷川大選手強化委員会委員長,西村誠志審判委員会委員長,矢島孝一郎ジュニア普及委員会委員長,石原泰彦太極拳指導員委員会幹事,岡﨑温太極拳技能検定委員会委員長から各委員会活動報告について事前書面報告が行われた。

三,ブロック選出理事(東北・北海道ブロック=奥村吉昭理事,北関東ブロック=高山守夫理事,南関東ブロック=大和久美代子理事,東海・北陸ブロック=大沢藍未理事,近畿ブロック=谷甚四郎理事,中国・四国ブロック=川島通正理事,および九州・沖縄ブロック=前田修理事)から,今年度のブロック活動状況について事前書面報告が行われた。

議  案:

一,2013度の下半期事業活動について
各ブロック,および日本連盟各専門委員会の2013年度の下半期事業活動計画について事前書面報告が行われ,審議,承認した。

二,来年度の日本連盟,各専門委員会,及び各ブロック事業活動計画について各ブロック,および日本連盟各専門委員会の2014年度の事業活動計画について事前書面報告が行われ,審議,承認した。

三,来年度の日本連盟主要事業日程承認の件
石原泰彦理事・事務局長が「2014年度(平成26年度)主要事業日程(案)」により説明し,審議のうえ承認した。なお,来年度の日本連盟事業活動計画(27頁に掲載)は2014年1月18日開催の第49回日本連盟定例総会に提案のうえ審議,承認の運びとなる。

四,来年度(2014年度)役員改選と専門委員会改編に関する件
2014年6月開催の日本連盟定時社員総会では,役員改選が行われる。日本連盟および都道府県連盟は,組織運営能力,組織管理諸規程,倫理規程等を整備して,スポーツ団体としてより一層社会的要請に対応する体制を整えてゆくことが求められている。さらに,国体公開競技を準備するための全国的事業展開が求められている。日本連盟と都道府県連盟は,新しい発展段階に対応する組織体制を整備することが求められる。来年度の役員改選および専門委員会改編について審議を行い,次のように確認した。

1)次期役員改選では,公益社団法人の定款に沿って,会長,副会長,専務理事,常務理事,理事の各役員を配置する。特に,定款で定められている常務理事(1名以上4名以内)は,担当部門制として各専門委員会を分担して統括する役割を持つこととする。2014年5月に開催される定例理事会で,次期役員候補を選定して6月に開催される定時社員総会に提案する。

2)専門委員会は,現在の9委員会から,8委員会(1.組織整備委員会,2.国体準備委員会,3.ジュニア普及委員会,4.選手強化委員会,5.審判委員会,6.技能検定委員会,7.太極拳指導員委員会,8.医科学委員会)に改編。各委員会は,原則として,日本連盟委員会,ブロック委員会,都道府県連盟委員会の各段階で組織する。2015年1月に開催される都道府県連盟代表者会議等で,各委員会の役員人事を図ってゆく。

五,新規専門委員会の予備的事業推進に関する件
新規の専門委員会が正式に発足するまでの期間に予備的事業推進を担当する役員を定めることとした。1.組織整備委員会は石原理事および川崎理事が,また,2.国体準備委員会は矢島ジュニア普及委員会委員長が,それぞれ担当役員として予備的事業を推進する。

六,太極拳指導員委員会・太極拳技能検定委員会より,「2014年度4段位昇段審査会実施規程」が提案され,承認された。

七,その他の議案として,長野県連盟の組織問題に関する協議が行われた。同県連盟の組織問題に対しては,今後は,組織整備委員会担当役員が対応してゆくことが確認された。

 

本日の議事を以上で終了し,議長の岡﨑温常務理事が閉会を宣言した。