第3回東アジア競技大会<武術太極拳競技>実施報告

日本は銀メダル2、銅メダル1の成績

 第3回東アジア競技大会が5月19日~27日、大阪で開催された。
 大会には東アジア地域の9ヵ国・地域およびオーストラリア(オープン参加)から役員・選手合わせて約3000人が参加した。正式実施競技として武術太極拳、水泳、陸上、バスケットボール、ボウリング、ボクシング、サッカー、体操、ハンドボール、柔道、ソフトテニス、テコンドー、バレーボール、ウエイトリフティング、レスリングの15競技、公開競技としてホッケー、ボートの2競技が行なわれた。

 5月25日~27日の3日間、大阪市中央体育館で行なわれた第3回東アジア競技大会<武術太極拳競技>には、日本、中国、中国香港、韓国、中国マカオ、中国台北、カザフスタンの7ヵ国・地域から選手が出場し(モンゴルは出場キャンセル)、太極拳、南拳、長拳三種総合の男女各3種目で競技が行なわれた。

 日本は<武術太極拳競技>で金メダル獲得は果たせなかったものの、代表選手はいずれも健闘した。赤沢依美選手が女子太極拳で銀メダル、武田幸子選手が女子南拳で銀メダルをそれぞれ獲得し、渡邉俊哉選手は男子太極拳で銅メダルを獲得した。日本は銀メダル2個、銅メダル1個で、メダル獲得は日本、中国香港、中国マカオ、韓国、中国台北が同数となった。

 なお、大会では武術太極拳競技の実施された3日間、同会場で大会アトラクションとして、武術太極拳模集団演武(ジュニア長拳集団演武、24式太極拳集団演武、等)が繰り広げられた。特に、最終日には近畿圏の太極拳愛好者1445人が体育館フロアー、移動式階段および2階席を埋め尽くして24式太極拳集団演武を壮大に展開した。

 次回の第4回東アジア競技大会は4年後の2005年に中国マカオで開催される。

●第3回東アジア競技大会<武術太極拳競技>各国・地域別メダル獲得数一覧

参加国・地域 メダル数
中国 4 4
中国香港 1 1 1 3
中国マカオ 1 2 3
日本 2 1 3
韓国 2 1 3
中国台北 1 2 3
カザフスタン
合計 6 6 7 19

大会成績一覧は「国際競技大会、全国大会成績」を参照