障がいのあるなしにかかわらず一緒に楽しく「第10回みんなでゆ~楽太極拳」

2025年11月2日(日)大阪市西成区民センターにおいて、「第10回みんなでゆ〜楽太極拳」が大阪府下、三重県、兵庫県、和歌山県、滋賀県、奈良県、京都府から約600人参加で開催されました。

オープニングでは、各老師と39チームの有志(初心者、障がい者、愛好者)が隊列を組み、24式太極拳の表演で一体化となり、幕開けとなりました。劉一丁老師の八段綿(気功法)を封切りに、調心、調息、調身を目的とする動作の説明を受け、体がほぐれました。

1・2・3部の表演はコートから3m先の客席を意識せず、ご自分らしく緊張を楽しみに堂々とされていました。

王正老師による陳式太極拳は、健康に良い効果があり、それには正しい姿勢、深い呼吸に合わせ、力まない動作で、内部のエネルギーを指先まで伝えることにより、気血の巡りが良くなることを知りました。

別當響コーチ・大阪武術隊による、カンフー体操1・2では、老いも若きも、元気に〈ハイ・ハイ・・!〉笑いもあり、高齢の方は、子どもたちに教えられていましたよ。

今年のかがやき隊はサポーターを減らし、24式太極拳の各動作を、まず眼で捉え、そのまま体へと連動させていくことを意識しました。小さな動きであっても、心の目で表現することを目的にしました。

また今回は、35年以上続く障がい者ダンスチーム26人による「はい…よろこんで‼」を披露。会場の拍手で、ノリノリ!最後のポーズで、フゥ~‼と盛り上げました。

アトラクションでは、劉一丁老師が「自選太極剣」を披露し、体の靭やかさが、剣の先まで感じられ、目を見張る演技でした。

大阪武術隊の小学5年生4人による「kung…Fu…Power‼」では、パワーが漲って精一杯力を出し切った、素晴らしい演武でした。

家門由美老師の「42式太極剣」では、体から出る気が、繊細に剣の先まで浸透された演武。

貴田菜ノ花選手の「剣術」は、世界大会で、活躍されている難度動作を、目の前に映されたことに息をのみました。

王正老師の「陳式太極扇26勢」は、迫力のある発勁が扇に広がり、会場の方々全員に伝わりました。

終了に近づくのが惜しまれる空間でした。この場を築いた各老師・実行委員会、事務方・ボランティアスタッフ・表演参加40チーム・一般参加者に加え、後援名義をいただけたこと、心より感謝いたします。ありがとうございました。

障がいのあるなしに関わらず、太極拳を楽しみ、交流があってこそ次世代の道が開かれることを望みます。

(長居健康太極拳ラブ×2代表:山本富子)

みんなで楽しく太極拳

みんなで楽しく太極拳

各チーム堂々と表演

各チーム堂々と表演

みんなで集合写真

みんなで集合写真