【国際ニュース】国際武術連盟(IWUF)理事会・総会を開催

【掲載:2015年12月15日】

武術太極拳の世界の祭典「第13回世界武術選手権大会」が,インドネシアの首都ジャカルタで11月14日に盛大に開会した。

開会の直前,11月12日に国際武術連盟(IWUF)の理事会・専門委員会および総会が相次いでジャカルタ市内で開催された。

さらに組織の充実と競技力の向上を!次の世界選手権はロシアのカザンで開催

第13回IWUF総会は,11月13日午前,同市内の国営「ジャカルタ・コンベンションセンター」の大会議室で挙行された。

開会のあいさつに立った于再清会長は,「武術は発展している現状をさらに高め,オリンピックの実施競技化を目指す努力を,今後一段とすすめていきたい。IOC加盟が決して長くない武術太極拳は,一層相互に協力しあい,成果を上げる努力を図りたい。東京オリンピックの新たに加える種目に,武術太極拳が候補に入るなど新たな高まりを示したが,今回は実現をみなかった。しかし,今後の活動の上で良い経験となった。今回の活動について努力された日本武術太極拳連盟に,心からの敬意を表したい」と述べた。

総会は順調に進められ,前日行われた第31回理事会の説明報告が関係役員から行われ,満場一致で承認された。

なお,2年後の「第14回世界武術選手権大会」は,2017年9月にロシアのカザンでの開催が決定した。

そのほか,「第6回世界ジュニア武術選手権大会」は,来年(2016年)秋,ブルガリアのブルガスでの開催が予定され,早急に最終決定をはかることにした。また「第2回世界太極拳選手権大会」,「第7回世界伝統武術フェスティバル」は,それぞれ候補都市が挙がっているが,具体的な協議のうえ,近く決定することになった。

国際武術連盟「第13回総会」に,日本からは村岡久平会長,石原泰彦常務理事・事務局長が出席した。また同「第31回理事会」には,同理事の村岡久平会長が出席した。同総会では役員の改選が行われ,于再清会長が再選された。また理事の村岡会長も再選となった。