日本武術太極拳連盟代表団訪中活動報告

(公社)日本武術太極拳連盟 専務理事 川﨑雅雄

〈中国武術協会の表敬・会見〉

3月26日(火)中国北京市にて、岡﨑温会長代行を団長とする日本武術太極拳連盟代表団は、中国武術協会を表敬して、張秋平主席、曾方外事処長、王清華外事部(幹部)と会見を行った。

会見は、張秋平主席の歓迎のあいさつから始まり、友好的でなごやかな雰囲気の中で進められ、日本連盟は、武術太極拳のオリンピック種目化を目指すための国際交流事業として「第3回武術套路ワールドカップ大会」を日本で開催して積極的に貢献していくとともに、日中スポーツ交流を通じた日本と中国の友好と親善に寄与する取り組みとしての「日中太極拳交流大会」の日本開催について、2022年は日本と中国の国交正常化50周年の大きな節目の年で、この節目の年に友好と親善のスポーツ交流大会として「日中太極拳交流大会」を日本で開催することを確認した。

「同交流大会」は、〈選手権部門〉(日本と中国のトップ選手によるハイレベルな競技)と、〈交流大会部門〉(中国各省各市から愛好者が参加し、日本も47都道府県から参加者を募り、日中の愛好者の幅広い世代が参加する交流大会)の2部門で実施する。

友好的な会見を通じて、主な日中交流事業について、中国武術協会の支持協力を得て、以下のとおり合意され取り決めることができた。

(1) 2019年7月「第36回全日本武術太極拳選手権大会」(岡山市・ジップアリーナ岡山)において〈中国武術代表団〉による特別演武を行う。

(2) 2020年秋期「第3回武術套路ワールドカップ大会」の日本開催の成功に向けて、中国武術協会は支持し協力する。

(3) 2022年・日中国交正常化50周年記念事業として「日中太極拳交流大会」(日本連盟/中国武術協会共催)を日本で開催する。

張秋平主席(国際武術連盟秘書長)らと

張秋平主席(国際武術連盟秘書長)らと

日本武術太極拳連盟代表団一行

日本武術太極拳連盟代表団一行

〈国際武術連盟(IWUF)の表敬と実務会議〉

翌日27日(水)に日本連盟代表団は、北京市に事務所を置く国際武術連盟(IWUF)事務局を表敬して、アンソニー・ゴー(吴廷貴)常務副主席および関係部門代表と会見して、来年日本で開催する「第3回武術套路ワールドカップ大会」の第1回目の実務会議を行った。

アンソニー・ゴー常務副主席は、日本代表団の来訪を歓迎するとともに、日本連盟は国際武術連盟の中でも特別に重要な加盟国団体であるとの挨拶をされ、実務会議は友好的な雰囲気で進められ、以下のことを確認した。

(1) 本年10月18日・中国上海市での国際武術連盟(IWUF)の「第36回執行委員会」で、日本連盟は「同ワールドカップ大会」日本開催の準備状況を報告し説明する。

(2)「 同ワールドカップ大会」の出場選手は、本年10月19日~23日・中国上海市で開催する「第15回世界武術選手権大会」の各種目上位8位以上の選手とする(日本選手も含む)。

今後、日本連盟として国際武術連盟と連携して「同ワールドカップ大会」の開催準備を進めるとともに、本年10月の中国上海市での世界選手権に向けて日本代表選手の強化にも取り組んで、来年日本で開催する「同ワールドカップ大会」への日本選手の出場を目指します。

今回の訪中を通じて、日本連盟の国際スポーツ交流への取り組みについて、友好的に協力いただいた中国武術協会並びに国際武術連盟(IWUF)に心から重ねて感謝を申し上げて、日本武術太極拳連盟代表団訪中活動報告とさせていただきます。

アンソニー・ゴー常務副主席らと

アンソニー・ゴー常務副主席らと

国際武術連盟での記念撮影

国際武術連盟での記念撮影

公益社団法人 日本武術太極拳連盟 代表団名簿

 名前役職
団長岡崎 温会長代行 兼 副会長
秘書長川﨑 雅雄専務理事
団員宮本 知次理事
近藤 重和理事
孫  建明理事
上り浜誠一理事
孔  祥東選手強化委員会 委員長
古澤 正夫事業委員会 副委員長