(公社)日本武術太極拳連盟「第119回理事会」を開催

―2021年度事業報告・決算報告・役員選任(案)ほか議案を審議・承認―

6月3日(金)東京・日本連盟トレーニングセンター

東京・日本連盟トレーニングセンターで、6月3日(金)14時から15時まで公益社団法人日本武術太極拳連盟の第119回理事会が開催されました。

欠席された岡﨑温会長代行より定款第32条に基づいて、事前に辻本三郎丸常務理事が議長として指名され、川﨑雅雄専務理事が開会の挨拶を述べました。次に、議事録署名人は定款第35条に基づき、堀米秀夫監事および三代正廣監事とし、報告および議案の審議に入りました。

本理事会では、次の報告と議案についての審議が行われ、すべての議案について出席理事全員一致で承認されました。

出席者・陪席者の名簿は次のとおりです。

1 理事総数及び定足数:総理事数27名、定足数14名

2 出席理事数:理事23名
出席者:川﨑雅雄、辻本三郎丸、宮本知次、西村誠志、近藤重和、孫建明、谷川大、潮田強、及川佳織、高山恵靖子、友崎敦、孔祥東、長江一将、岡野範子、上原田紀子、大和久美代子、塚原加代子、武田久、大沢藍未、渡部健一、津毛望、圖子幸子、三浦義則

出席監事:堀米秀夫、三代正廣

なお、吉田由美子国体委員会委員長、中村剛ジュニア普及委員会委員長、高山宗久競技委員会委員長が陪席した。

開会にあたり挨拶を述べる川﨑雅雄専務理事

開会にあたり挨拶を述べる川﨑雅雄専務理事

3 議 題

報告事項

(1)専務理事報告

(2)その他

決議事項

第1号議案 2021年度(令和3年度)事業報告(案)承認の件

第2号議案 日本連盟各専門委員会及び各ブロック事業2021年度(令和3年度)事業活動報告承認の件

第3号議案 2021年度(令和3年度)決算報告(案)承認の件

第4号議案 監査報告承認の件

第5号議案 役員選任(案)承認の件

第6号議案 第3回武術太極拳ワールドカップ大会の件

第7号議案 2022年度開催の国内大会の件

第8号議案 第11回定時社員総会、次期理事会実施の件

第9号議案 その他

6 議事の経過及びその結果

本日の理事会が、理事総数27名のうち23名が出席しており、開催要件の定足数たる過半数14名以上の出席を充足しているので、定款第33条の規定により成立していることを確認した。また欠席された岡﨑温会長代行より定款第32条に基づいて、事前に辻本三郎丸常務理事が議長として指名され、川﨑雅雄専務理事が開会の挨拶を述べた。次に、議事録署名人は定款第35条に基づき、堀米秀夫監事及び三代正廣監事とし、報告及び議案の審議に入った。

報告事項

以下の報告が行われた。

(1)川﨑雅雄専務理事より、4月に神奈川県でJOCジュニアオリンピックカップ大会が無事に開催されたことが報告された。
(2)5月20日(金)に衆議院議員である二階俊博名誉会長を川﨑雅雄専務理事、近藤重和理事、長江一将事務局長の3名が表敬訪問し、面会して、日本連盟事業の近況報告を行った。二階名誉会長より衆議院議員である加藤勝信副会長の会長就任のご推薦をいただいたことが報告された。

決議事項

第1号議案 2021年度(令和3年度)度事業報告(案)承認の件

長江一将事務局長より、報告書の通りに各事業が実施された旨、コロナ禍においていくつかの国際大会がオンラインで行われ、喜多方太極拳フェスティバルはYouTubeでの配信が行われた旨が説明された。2021年度事業報告(案)は審議のうえ、原案どおり出席理事全員一致で承認された。

第2号議案 日本連盟各専門委員会及び各ブロック事業2021年度(令和3年度)事業活動報告の件

2021年度(令和3年度)の各ブロック及び各専門委員会、事業活動報告の件について各ブロック理事、各専門委員会委員長が説明し、審議のうえ、出席理事全員一致で承認された。

第3号議案 2021年度(令和3年度)決算報告(案)承認の件

2021年度(令和3年度)貸借対照表及び正味財産増減計算書及びその附属明細書及び財産目録について渡部健一財務委員会委員長が説明し、審議のうえ、原案どおり出席理事全員一致で可決した。

第4号議案 監査報告承認の件

堀米秀夫監事が監査報告を行い、出席理事全員一致で承認された。

第5号議案 役員選任(案)承認の件

川﨑雅雄専務理事より、2022年度役員改選に伴い、学識経験者理事は、上り浜誠一理事が体調不良のため退任されること、また、宮本知次理事の定年に伴い、中谷康司中央大学経済学部准教授が新任、その他理事は再任が提案された。ブロック理事は南関東ブロックにおいて大山一夫埼玉県武術太極拳連盟常任理事、中国ブロックにおいて三保千鶴子広島県武術太極拳連盟理事長、九州・沖縄ブロックにおいて飯田行雄福岡県武術太極拳連盟理事長が新任、その他ブロック及び監事の再任が提案された。また、各専門委員会においては辻本三郎丸太極拳技能検定委員会委員長、高山恵靖子太極拳指導委員会委員長、宮本知次健康スポーツ委員会委員長の定年に伴い、太極拳技能検定委員会委員長に西村誠志理事、太極拳指導委員会委員長に塚原加代子南関東ブロック理事、健康スポーツ委員会委員長に中谷康司中央大学経済学部准教授の新任が提案された。また、2024年実施予定の第3回武術太極拳ワールドカップを円滑に進めるためワールドカップ開催準備マーケティング委員会の設置、委員長に川﨑雅雄専務理事、副委員長に近藤重和理事、孫建明理事、孔祥東理事の新任が提案され、別紙の通り審議のうえ、原案どおり出席理事全員一致で可決した。

第6号議案 第3回武術太極拳ワールドカップ大会の件

近藤重和理事より、第3回武術太極拳ワールドカップが正式に2024年に延期することが決定した旨が説明され、審議のうえ、原案どおり出席理事全員一致で可決した。

第7号議案 2022年度開催の国内大会の件

及川佳織審判委員会委員長より、4月に行われたJOCジュニアオリンピックカップ大会の反省点を踏まえて、JustToolシステム不具合のため新たな必要機器の追加購入、簡易システム改善版の開発について提案された。
また、ジュニアオリンピックカップ大会ルールについて、2023年からは2019年版ルールを採用する提案がされた。
また、高山宗久競技委員会委員長より、「第39回全日本武術太極拳選手権大会」「第30回ジュニアオリンピックカップ武術太極拳大会」縮小により中止となった種目のシード権の特別措置について、第39回全日本武術太極拳選手権大会のシード権は2019年第36回大会で獲得したシード権を有効とし、従来は年齢区分が変更となった場合は失効となるが、今回に限り許可し、『2023年4月1日現在の満年齢』で年齢区分が変わった場合は、2023年第40回全日本武術太極拳選手権大会の年齢枠で出場すること、シード選手が辞退した種目の補充エントリー不可、シード選手の年齢区分が変わりエントリーした場合における空いた枠の補充エントリー不可が提案された。
第30回JOCジュニアオリンピックカップ大会縮小により中止となった種目のシード権は2019年第27回大会のシード権を有効とし、区分が変わっても出場が可、但しA組の年齢枠を超えた場合は失格、シード権の譲渡は不可、種目(拳種)変更は不可が提案され、審議のうえ、原案どおり出席理事全員一致で可決した。

第7号議案 資料 JOCジュニアオリンピックカップ大会ルールについて

国際大会においては、すでに2019年版ルールが採用され、自選難度競技ではそれに対応して国内でも2019年版ルールを採用しています。
JOCジュニアオリンピックカップは、ジュニアの日本代表選抜に関わる大会であるため、国際大会に合わせ、2023年から2019年版ルールを採用することを提案します。

(1) 2023年から、JOCジュニアオリンピックカップで2019年版ルールを採用する。日本の事情に合わせ、A組とC組のコード表・減点基準のみを適用する。
(2)各都道府県にコード表を配布し、秋以降に全国数か所でルール説明会を開催する。
(3)予選大会での2019年版使用は推奨とし、ブロックでの実情を踏まえ、2005年版等の使用を妨げない。

第8号議案 第11回定時社員総会、次期理事会実施の件

川﨑雅雄専務理事より、6月18日開催の第11回定時社員総会、及び第26回太極拳技能検定委員会全体会議の開催方法について太極拳技能検定委員会全体会議等は開催せず、委任状または議決権行使書により極力出席を控えていただく縮小開催とする提案がされ、審議のうえ、原案どおり出席理事全員一致で可決した。

以上をもって議案の審議等を終了したので、15時00分に議長の辻本三郎丸常務理事が閉会を宣言した。