2023年国際武術審判セミナー参加報告

参加者:三船 英、王 輝、竹中 保仁、堀米 昭義
日時:5月31日~6月6日
場所:インドネシア・バリ島

套路と散打合わせて241人の審判員が参加した

套路と散打合わせて241人の審判員が参加した

今回の国際武術審判セミナーには27カ国と地域から241人(套路134人、散打107人)が参加しました。コロナ禍が明けて最初の国際審判セミナーということもあり、非常に多くの審判員が参加したように思われました。

初日に1時間ほどのオープニングセレモニーが行われた後、套路班と散打班に分かれて研修がはじめられました。午前中はA組、午後はB組の研修の内容でした。

2日目午前はC組の研修が行われ、午後からはテストにあわせたA組の採点方法について実際に映像を見ながら研修が行われました。

3日目午前はB組、C組の採点方法について、映像を見ながら研修が行われました。午後は各自持参したパソコンもしくは端末機を繋いで、理論テストの模擬試験が行われました。

4日目は午前に理論テストを、午後は映像を見ながら大会でも使用する採点システムを使用しA組、B組、C組それぞれ6人の映像を見てのテストでした。

5日目の午前には実技テストが行われ、午後には結果が発表されました。

新規受講者は総合得点70点以上が合格とされ、今回日本より初めて参加した堀米審判員も合格し、無事に他の3人も審判資格を更新しました。

前回同様に、今回もテストの採点基準が厳しくなったように思いました。武術もオリンピックなどの他の種目のように、採点に関しても、より公平に厳粛になってきていると感じます。この経験を活かして国際および国内の審判業務にあたっていきます。

セミナーは5日間かけて実施された

セミナーは5日間かけて実施された

研修に臨む日本連盟審判員の皆さん

研修に臨む日本連盟審判員の皆さん