「第8回喜多方冬の太極拳講習会」全国から373人が参加

【掲載:2012年03月15日】

「太極拳のまち」福島県喜多方市(山口信也市長)は,2月11~12日の2日間にわたり,市内押切川公園体育館で「第8回喜多方冬の太極拳講習会」を開催した。この講習会は「蔵のまち喜多方冬まつり」のタイアップ事業として,毎年2月に開かれており,日本連盟は講師の派遣などで協力している。


孔祥東講師による32式太極剣講習会

今年は石原泰彦講師(日本連盟理事・太極拳指導員委員会中央講師)による「24式太極拳レベルアップ講習」と「太極養生功・入門太極拳講習」,孔祥東講師(日本連盟選手強化委員会強化コーチ)による「24式太極拳」と「32式太極剣」の講習が行われた。

両日とも,講習会終了後に,孔祥東講師による模範演武が披露され,会場から大きな拍手が沸いた。

 

また昼休みには喜多方市が開発して,全国的に注目される「太極拳ゆったり体操ミニ講習会」が開かれ,多くの参加者でにぎわった。

 

2日間の太極拳講習会に,地元福島を含む全国16都県からのべ373人が参加した(参加都県=宮城・秋田・山形・福島・茨城・栃木・埼玉・千葉・東京・神奈川・新潟・富山・福井・滋賀・福岡・熊本)。

 


石原泰彦講師による太極養生功・入門太極拳講習会

太極拳ゆったり体操ミニ講習会の模様

 

■参加者の声


熊本から参加した黒田勉さん

熊本県から参加した黒田勉さんに話を聞いた。

「第2回冬の太極拳講習会から毎年参加しており,今年で7回目です。7年前はまだ太極拳を習いたての頃でした。太極拳のまち,喜多方への興味と中国人講師(孔祥東と孫建明の両講師)に直接指導していただけるということで,熊本から飛行機と列車を乗り継ぎ,雪の喜多方におじゃましたこと,地元の皆さんから温かいおもてなしを受けたことを昨日のように思い出します。講師の先生方は教え方が丁寧で,親しみやすく,その模範演武を見るたびに太極拳の素晴らしさを感じています。講習の内容を自分のものにするのは容易ではないのですが,毎年受講することで,自分の1年間の練習の成果を検証しながら,新たな課題を見つけるようにしています。また,ゆったり体操体験企画には毎年参加しており,いつかサポーター資格を取って,熊本でお役に立てればと思っています。これからも体力の続く限り,冬の講習会には参加していくつもりです」


石原講師による24式太極拳レベルアップ講習会

 

■主催者から


山口信也・喜多方市長

山口信也喜多方市長の参加者へのお礼のことば。

──第8回喜多方冬の太極拳講習会当日,2月11日は東日本大震災からちょうど11カ月目を迎えた日でしたが,全国各地から多くの愛好者の皆さんにご参加いただいたことは,喜多方のみならず福島県の復興を強く後押ししていただくことにもつながりました。心から感謝いたします。

来る6月30日には「第9回太極拳フェスティバル」を開催いたしますので,皆さんぜひ太極拳のまち喜多方にお越しください。