「2015年度冬季ジュニア強化合宿」対象選手30人と強化コーチ10人が参加

【掲載:2016年1月15日】

日本連盟は昨年末,12月23~25日の3日間にわたり,東京・本部研修センターで「2015年度冬季ジュニア強化合宿」を実施した。公益財団法人日本オリンピック委員会選手強化NF事業として行われたもの。

今回の合宿には3つの年齢区分(A・B・C)のうちA・Bの男女ジュニア選手30人が参加した。日本連盟選手強化委員会から谷川大委員長,孫建明ヘッドコーチをはじめ孔祥東,李自力,勝部典子,神庭裕里,高山宗久,丹井均,平井祐二,原田将司の各コーチが指導にあたった。

今年(来年度)のジュニアの国内大会は4月2・3日に大阪府熊取町の「ひまわりドーム」で「第24回JOCジュニアオリンピックカップ大会」,国際大会は「第6回世界ジュニア武術選手権大会」が9月,ブルガリア・ブルガス市で開催される予定。

2015年冬季ジュニア合宿レポート

選抜選手の合宿というと特別な技術訓練を行っているような印象があるようだが,将来を見据えて体力づくりを含めた基礎基本に徹底し,技術水準の向上に生かす訓練が毎年行われている。日常週に三回程度の訓練では十分に補えないところを短期間で集中して行うため,訓練は厳しいものとなるが,これらの経験をもとに現在の代表は高い水準を持って国際大会に臨んでいる。

選抜に当たってはJOC大会と各ブロック大会の成績をもとに30名の選手を選抜して実施しているが,選手強化委員会が参加するすべての選手について日常の訓練状況から体調に至る部分を把握しているわけではない。ジュニア選手は成長期で身体の変化が早いこと,また進路等の関係から十分な訓練を積んでいない選手の参加があることも確かである。怪我や故障のある選手が合宿だからということで無理をして参加することも多くみられるが,これも結果として十分な訓練が行えないこととなるので,参加にあたっては地元コーチとの十分な連携が必要となる。合宿で得るものは多いが,この数日に無理して参加させるのではなく,十分な態勢で参加できるように年間を通してブロック,県,所属団体がそれぞれ計画を立てていただくことも必要と考えられる。

年末の忙しい時期に参加された選手と日常の訓練を担当されるコーチ,県連・ブロックの担当者の皆様に感謝申し上げます。

(谷川大選手強化委員長)

 


指導を受けながら基本動作をしっかり学ぶ

 

2015年度冬季ジュニア強化合宿参加者名簿

  年齢区分 種 目 性 別 氏  名 所  属
1 A組 長拳 男子 大津 夕陽 大阪府
2 今井 真秀 大阪府
3 坂本  蓮 埼玉県
4 大野 雅也 千葉県
5 尾野 透雅 埼玉県
6 女子 貴田菜ノ花 兵庫県
7 大田 優子 東京都
8 池内 佳奈 埼玉県
9 尾内 未奈 神奈川県
10 西村すみれ 兵庫県
11 南拳 男子 毛利 悠二 福岡県
12 鈴木 麻岐 東京都
13 女子 山本 千夏 千葉県
14 太極拳 男子 大津 朝陽 大阪府
15 蝦名 冬馬 北海道
16 女子 齋藤 優芽 岩手県
17 三浦希乃佳 岩手県
18 菅原麻衣香 神奈川県
19 B組 長 拳 男子 大野 莉玖 千葉県
20 益田 勇誓 東京都
21 松島 迅汰 兵庫県
22 真茅 壱光 大阪府
23 女子 松島菜々春 兵庫県
24 田中 千尋 兵庫県
25 林  聖那 埼玉県
26 森高 菜月 埼玉県
27 古川 萌華 岩手県
28 栃内 清花 岩手県
29 太極拳 女子 磯野 水響 千葉県
30 宍倉 桜佳 千葉県
31   役員・コーチ 谷川  大 選手強化委員会委員長
32 孫  建明 同 ヘッドコーチ
33 孔  祥東 同 コーチ
34 李  自力 同 コーチ
35 丹井  均 同 コーチ
36 平井 祐二 同 コーチ
37 勝部 典子 同 コーチ
38 神庭 裕里 同 コーチ
39 高山 宗久 同 コーチ
40 原田 将司 同 コーチ