「太極拳5~2級技能検定」2015年度の実施概要(一部改定あり)
【掲載:2015年5月15日】
2019年から始まる国体公開競技に向けた若い年代の愛好者の開拓,および5~2級検定の改革を併せて,ここ数年来「太極拳技能検定制度」の見直しがすすめられてきた。本年1月17日に開催された日本連盟第50回定例総会において改善策が協議され,承認された改善策等を基に,日本連盟では4月下旬に今年度の実施内容を各都道府県連盟に通達した。なお,来る6月の総会と同時に開催される「2015年第21回技能検定委員会全体会議」において,さらに協議し関係規定を明文化していく。
5~2級検定の改善点と新規実施内容
改善点と新たな実施内容は,以下の4項目となる。
1.審査員資格の改正と実施回数の多様化=審査の多様化を進める
「審査員資格・審査員人数」について,実施会場の多様化に対応するために,5~4級検定は普及指導員以上2人で実施できること,3~4級検定はC級指導員以上が2人で実施できること,また,5~2級検定はA級指導員1人で検定実施できることとした。※下記表を参照
2.<実施案内>を実施する都道府県連盟加盟団体または都道府県連盟が作成して受験者を募集
受験者への実施案内は,基本的な従来の書類に加え,「入門太極拳・初級太極拳イラスト」が参考資料とし
て配布され,未経験者等にたいする参加を呼びかけていく。また,実施内容について,原則として試験日当日の午前中(10~12時)に,検定実施会場において検定受験種目について,希望者のための無料講習会を実施し,参加者の拡大を図るとした。
3.「《5~2級検定》申込書」は,申込締切日までに実施団体宛に必着
「申込書」は,必要な事項を記入したうえで,実施案内第4頁の「申込先」住所,実施団体宛に,FAXまたは郵送で申し込む。締切日を過ぎて提出された場合は,受理されない(実施準備と無料講習会参加人数による講師を手配する都合上,申込み締め切りは,厳格に行う)。
4.合否判定は「試験当日行い」,当日受験者本人に通知する
合否判定は,各級の試験当日の審査終了後に行い,当日中に受験者宛に,合格か不合格かを記入した「合否通知書」(=後日,日本連盟から都道府県連盟宛に書式を送付する)を手渡す。「合否通知書」には,合格者が登録料の支払い方法と支払い期限を明記し,これに従って,合格者が登録料を実施団体に納付する。登録料の支払い期限は,試験日後10日を目安にして設定し,この期限までに支払う。
太極拳5級~1級 技能検定制度 概要
5級 | 4級 | 3級 | 2級 | 1級 | |
1.検定科目
|
入門太極拳 | 初級太極拳 | 24式前半 | 24式後半 | 24式全套路 |
2.受験規定
(学習歴年数) |
3ヶ月 | 6ヶ月 | 1年 | 1年6ヶ月 | 2年 |
3.実施主体
(団体・県連・日連) |
団体 | 同左 | 同左 | 同左 | 県連 |
4.実施回数
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年4回以内 (但し,小規模 実施回数 制限無し) |
同左 | 同左 | 同左 | 年2回以内 (半期1回以内) |
5.審査員資格
審査員人数 |
普及以上2人 | 同左2人 | C級以上2人 | 同左2人 | B級以上1人 C級以上2人 計3人 |
A級指導員が審査員を担当する場合はA級1人以上 | |||||
6.登録料
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3千円 | 4千円 | 6千円 | 8千円 | 1万円 |
7.登録料
分 配 比 率 |
団体:県連:日連 5:3:2 | 団体:県連:日連 3:5:2 |
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都道府県連盟実施の場合は=団体:県連:日連 3:5:2 | |||||
8.受験料
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1千円 | 1千円 | 1千円 | 1千円 | 3千円 |
◎3級から受験する場合は,5級受験料1千円,4級受験料1千円を併せて納付しなければならない。 | |||||
9.公認指導員
受験要件 |
普及指導員を 受験できる |
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10.級・段位の
有効期限 |
認定された各級位・段位は昇級・昇段しない限り,終身称号とし,更新手続を要しない。 |